現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

【第15話】デリヘル店の電話番をしてみたよ!!のお話し。その2

2014.11.18

デリヘル店の窓口である『電話番』所謂、内勤スタッフのお話し。
2回目です。

「所詮、電話番じゃん!!」
とお思いのそこのお嬢さん方。

違うんですよ!!

うま〜く内勤スタッフがお客さんをゲットしているんです。

パネ指じゃない場合。

「えー、お願いしたいのですが」

「フリーですか?ありがとうございます」

「出来れば、巨乳で細身のコをお願いします」

ってかさー、いねーよ。
そんな芸能人じゃあるまいし。は?

と業を煮やしつつも、やんわりとした口調で、
「あ、それでしたら巨乳ですが、少し横幅もあるコでしたら直ぐご案内可能です」

と、まー、イイカンジに言います。

こーゆーとお客さんの意見が2つに分かれます。

「じゃ、それでお願いします」「んー、じゃ少し考えます」
この2択に。

「少し考えます」

はい。この言葉は多様に使われますね。

考えますと言った場合の98%は本当に考えるだけ。笑 電話を寄越しません。

「じゃーそれでいいです」
は、本当にそれでいい場合が殆どで意に添わないコが行っても、キャンセル・チェンジはなし。

従順なお客さんです。

本当に誰でも良かったんだー。的な。笑

電話の話しで面白い話といえば…彼は個人的にお客さんを持っていて…

(あ、彼がプレイをするとかじゃありませんよ〜。ヒヒ)

「あ、○○さま、いつもありがとうございます」

と。電話を受けると…

「あ、いつもの」

って。

え?

いつもの?何?スナックじゃねーし。笑

「この人の嗜好がさー、巨乳なの、だから週に一度俺んとこに電話寄越すんだよね」

彼のお店は安店(安い店)で結構膨よかなコが多い。

彼の電話対応が好まれ…いつの間にか、女の子にお客さんがつくっていうより…そのお客さんは彼についちゃったんです。笑。
わたしもそのお客さんの電話を受けたことがありますが、腰の低—い紳士的な印象の方でしたよ。

安店って言ったって週に一度大金を叩いて遊ぶなんて。何者?といつも彼と首を傾げていましたが結局最後まで分からずじまい。

「もう、こっちには居られないから最後にお兄さんの声を聞きたくて電話しちゃった」

が最後の電話だったそうです。

最後まで紳士的な方。

彼曰く

「あーこんなことなら職業とか聞いてみたかったね」

とぼやいてまいしたが。

どっかの社長さんだったのか?なぞ。

「お兄さんと話しがしたくてー」

と言うお客さんが他にもいて。

やっぱり電話の対応って大事だと痛感しました。

適当な感じを受けるとお客さんのモチベーションを下げかねませんからね。

一定の期間電話番をしていたわたし。その中で笑っちゃう方に遭遇。

常連さんだったのですが、そのうち

「今日はお姉さんがいいんだけど!」

と意味不明なことを言い出し。苦笑。

「ハハハー、またーご冗談辞めて下さいよ。わたし、内勤スタッフですよ。デリ嬢じゃございませんよー。(嘘だけど)」

と濁しました。

また、素っ頓狂なことを言ったふとどきものがいました。

「テレフォンセックスしてくれませんか?」

笑。

オンナが電話番だとこんなこともあるんかい?と言及してみたところ、彼が

「綾の電話の対応が横柄なんだよね。きちんと内勤らしく真摯的に接してくれないとダメだよ」

と叱責されましたが……。

別にいいじゃん!!

わたしは基本自分で受けた電話は必ずとるのをモットーにやっていました。
が、ベテランの彼に言われ改めて内勤の大変さを思い知らされた訳であります。まー、女性スタッフよりも同じ同性の男性スタッフが電話を受けた方がいいなー。って。思った次第です。

面接でもわかりますが、スタッフが優秀だと電話は鳴りますね。

彼?

そう、優秀です。惚気……♡ だから心配〜!

とこの流れに便乗し次回は、

「お店の店長と寝た風俗嬢」のお話しです♪

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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