官能小説~女子的夜話~

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【第14話】整体院 (後編)

2014.5.1

整体師は親指を抜くと、濡れそぼったパンティをするすると膝まで降ろした。そして、再びドロドロに熟れた柔肉に人差し指と中指を突きたてた。

「ああっ、あっ、先生っ…いい…」

「さっきからいやらしいこと考えてたんじゃないですか?もうお尻までビッショリ濡れてますよ」

「はぁっ…そんなこと…」

「お尻を揉まれるたびに腰をフリフリしておねだりしてましたもんね」

「いや…意地悪言わないで下さい…」

指を激しく動かされ、思わず自分の口を押さえたが、甘い嬌声を抑えることができなかった。

白濁した粘液が施術台に滴り落ち、小さな施術室に濃厚な牝汁の匂いが立ち込めていく。

「ああんっ…あっ、あっ、中…中にすごい当たってます…っ」

整体師の指は膣壁のザラザラした粘膜を的確に突き続けた。

「お●んこの中がぎゅうぎゅう締めつけてますよ」

「あっ、ああっ、やぁっ…先生、なんか、すぐイッちゃいそう…っ」

頭を振り乱し、四つん這いで激しく喘ぐ患者とは対照的に整体師は「どうぞ」と涼しげだ。まるで粗末に扱われているような感覚に興奮し、さらに身をよじった。

「ああーっ、いいっ…もうイっちゃう…!あっ、イク、イク、イクっ…!」

身体が大きくビクンビクンとうねり、やがて膣が弛緩していくのを見届けてから、整体師は指をゆっくり引き抜いた。

脇にあったウェットティッシュで自分の手を丁寧に拭くと、「あっ忘れてました」と呟いておもむろに店の入り口へ向かい、「本日は終了しました」の看板を掲げた。そして、戻ってくるなり施術服のズボンとボクサーパンツを脱ぎ、怒張した男幹に手慣れた様子でコンドームを装着した。

横向きに倒れこんで荒く息をしていると腰を引き寄せられ、とろとろに濡れた肉襞に太く長く反り返ったペニスを押し当てた。濡れた亀頭がぬかるんだ穴にズブズブと沈みこんだ。

「あぁっ…んんっ、すごい…大きい…!」

「うわ、中すっごい絡みついてきますね」

整体師が根元まで一気に押し進むと、喘ぎ声を抑えることすら忘れてのけ反った。

「あーっ、いいっ…すごい奥まで来る…っ」

「俺もち●ぽの先が子宮口に当たって気持ちいいですよ」

「あんっ、あっ、そこ、もっと突いてぇ…っ」

「あーこれ、まずいな…。ちょっともたないかも」

「ダメェ…まだダメッ、そこ、もっと、もっとしてぇ」

涙目で懇願すると、整体師は「ドスケベですね」と汗ばんだ笑顔で笑い、さらに深々とインサートした。無遠慮にガツガツと腰を動かされ、小刻みに甘く甲高い喘ぎ声をあげて自ら腰を振った。整体師の顔から笑顔が消え、眼光が鋭くなっている。激しいピストン運動を続ける肉棒が、膣の中でより硬くなって今にもはちきれそうだった。

「あ…なんか、締まってきました…そろそろですか?」

「ああっ、あっ、イク…ッ、先生、私イキそうです…っ」

「はぁっ…限界です、僕もイキます」

「あああっもうダメッ、イッちゃう…っ、あーっ、イクッ、イク…ッ、イクッ」

「…っ!」

痙攣が始まると同時に整体師が小さく呻き、熱い精液を勢いよくコンドームの中に発射した。下半身がドクンドクンと何度も波打ち、その度に膣壁がギュッと絡みつくのがわかった。

その後、施術室の壁に手をついて立ちバックで1回、騎乗位で1回ずつ絶頂に達した。

全裸のまま施術台に倒れこんでいると、整体師がティッシュを差し出しながら、

「どうですか、コリはほぐれましたか?」

と笑顔で言った。この期に及んでまだ冗談を言うのかと恨めしく睨みつけたが、「これ保険適用外ですからね」と再び軽口を叩いて悪戯っぽく笑っていた。

ネットの口コミによると、その整体院は女性客に人気で、特に夜間は予約でいっぱいだという。

次回はちゃんと予約の電話を入れてみることにした。

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藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。




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