風俗 掛け持ちレポート 第4回「番外編「マイナンバー」」 「マイナンバー」ってなに? 風俗バイトがバレるってホント?

2015.10.1

今回は、掛け持ちレポート番外編として、2016年より運用が始まる『マイナンバー制度』について考えてみたいと思います。
これから一般職と風俗バイトを掛け持ちしてみようと思っている女の子も、いま、まさに掛け持ちで頑張っている女の子もこれからどうなっていくのか不安で頭の中がいっぱいになっているのではないでしょうか。この機会にちょっと整理して考えてみましょう。

知っておこう!

マイナンバー制度って何?

行政の事務的負担を軽減するための制度です。

書類

まずは、このマイナンバー制度について正しく把握してみましょう。
これは一言で言うと、住民票や健康保険、年金など、これまでバラバラになっていた個人情報を、各個人に割り振られた番号のもと一元管理することで、行政手続きを簡単にしましょうという制度です。2016年より運用がスタートすることが決まっています。
つまり、この制度が始まると誰がどこからいくら収入を得ているのか、簡単にわかってしまうことにいうことなのです。
ネット上でも、「マイナンバーが導入されたら本業の会社や家族に風俗バイトがバレる」とか、「風俗は辞めた方が良い」とかネガティブな噂や憶測がさまざま飛び交っています。

簡単にバレるということはありません。

秘密

「さてバレないためにはどうしたらいいか」ですが、前述の通り、この制度はあくまで行政手続きの事務的負担を軽減するためのもので、個人情報の管理を目的としているわけではありません。
なのでマイナンバーで分かるのは主に収入や税金のみ。職に関する情報は含まれないんですね。ということは、みなさんが心配しているような、簡単に風俗バイトがバレるということはなさそうです。
もし、副業をしていることがバレてしまったとしても、それが風俗だとは誰にも分かりません。なぜならデリヘルやソープなどで働く女性の職業は「個人事業主」となりますので、芸能人やモデルと一緒、つまりフリーランスということなのです。

ここがポイント

実際の職業は分からないとしても、お金の出入りは分かってしまいます。リスクを最小限に抑えるためにも確定申告などの手続きは怠らないようにしましょう。
申告書には住民税の徴収方法の選択という項目があり、「給与からの天引き」または「自分で納付」を選択できるようになっています。「自分で納付」にチェックを入れると、会社には副業の収入に対する住民税の通知はいきません。その代わり、自分で住民税を市町村役所に支払うことになりますので忘れないようにしましょう。
実際のところ、具体的にどうなるかといった情報は現段階では非常に少なく、正直どういうふうに変わっていくのか詳細はまだ不明な部分が多いです。マイナンバー制度が始まっても様々な問題が起きるのは1、2年経ってからだと言われているので、その間にお店と相談したり情報交換をした方がいいでしょう。

お店の対応は?

 実際に運用が始まってみないとどういう影響があるかは分かりませんが、女の子の負担にならないよう、アリバイ会社での対応や税理士への相談などすでに対策を考えている風俗店もあるようです。心配な方はお問合せの際に聞いてみましょう。

★この記事は、取材をもとに制作していますが、見解をまとめたものであり、内容について保証するものではありません。あくまで今回の相談者のユイさんへのアドバイスとして、みなさんのお仕事探しの参考にしてくださいね。

相談者コメント

ユイさん(仮名)

25歳

ユイさん(仮名)25歳

アパレルショップ店員。
お給料は安く残業もあまりないため、洋服代などをまかなう理由で24歳の時にデリヘルでバイトを始めた。

ショップは閉店時間が決まっているし、私のところはあまり残業もありません。でも、お給料が安くてもお洋服はたくさん買わないと…。同じ洋服を着てお店に立つのは嫌なんです。だからこっそりデリバリーヘルスで風俗バイトを始めました。自由が効くし本業ともうまくバランスが取れていました。でもマイナンバーの話を聞いたらとっても怖くなっちゃって、風俗バイトがバレたらもうお店に立てません!

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