官能小説~女子的夜話~

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【第77話】赤い縄の誘惑 その2

2017.2.2

はだかのわたしに赤い縄が回された。

赤い縄を首にかけられ、首元で結び目を一つ作られた。

縄は長い。

結ぶとき、シュル!シュル!と何度も縄は引かれた。

すべる縄が肌に触れる。軽く擦れるような刺激が走る。

縄の端がしなり、結び目を抜けるときに肌に当たった。

二つめの結び目が、おっぱいの下乳のところ…みぞおちっていうのかな?その辺りに作られた。

やっぱり縄が延々と引かれ、端っこが肌を打つ。

三つめの結び目はおへそのあたり。

そして、四つめはアソコの毛の辺りに作られた。

わたしの身体をまっすぐに垂れた赤い縄

足下にあまった縄が乱れている。

縄がかけられただけじゃ、なにも感じない。

ただ、彼が言ってくれたけど、白い肌に赤い縄って…。

けっこうエロい。

彼はなにも言わずに、わたしの脚の間に手を通し、縄を掴んで持ち上げる。

彼は内ももを軽く押し、脚をわずかに広げるように促す。

そっと脚を広げる。

彼はアソコに指を伸ばした

あん!

ビラビラが広げられる

わたしのビラビラは、そんなに大きくはないと思う。

人差し指と中指だろうか?

ビラビラが広げられ…。

アソコの割れ目にはまるように縄が通された

縄の感触に、はじめてゾクリとしていた。

縄はそのまま背を通り、首の後ろを走る縄に通される。

「おま●こ、痛くない?」

はじめて彼が声をかけてくれた。

「大丈夫…なんか…変な気分…。」

「まだこれからだよ。」

彼は背中に垂れた縄を二つにわけ、首元とおっぱいにある結び目の間に、それぞれの縄を通す。

そのまま背中側に縄は引っ張られ、結び目の間の縄が広がり、菱形となる。

横に走った縄は、おっぱいの上側を通っている。

おっぱいのふくらみに、縄が食い込んでいる

よくは知らないが、SMのイメージのような感じた。

背中から縄は戻され、下乳とおへその間を通る。

わたしの身体に、菱形がもうひとつできた。

菱形の端から縄はウェストを通り背中へ。

また返された縄は、おへそとアソコの毛の間の縄に通され、菱形がまた作られた。

菱形が作られるとき、縄が引かれ、アソコに刺激が走る。

はだかの身体に菱形が縦に三つ並んでいる。

それぞれの角から縄が背へと横切っている。

菱縛りっていうんだ。肌に食い込んだ縄が綺麗だろ?」

胸元を走る縄はおっぱいを不格好につぶし、下乳を走る縄は、そのふくらみを強調しているかのようだ。

彼はおしりの上、腰骨の辺りで余った縄を縛っている。

縛ろうと縄を引くたび、切れ端がおしりにピシッと辺り気になる。

まだシャワーを浴びていないせいだろうか?ムンとした臭いが鼻をついた。

わたし…縛られて濡れているんだろうか?

クリ●リスは痛くはない。

そもそも、股に食い込むほどキツク縛られてはいない。

ただ、下腹部の縄を指先で引っ張られると、アソコにギュッと食い込んだ

食い込み自体は痛くない。

でも、すごくエッチな気分になる。

「やだ…なんか恥ずかしいよ…。」

クイッ、クイッと縄を引き、アソコに食い込ませて遊んでいる彼の手を押さえようとした。

そしたら…。

「あれ?抵抗するの?それじゃ、手を縛らなくちゃね。」

わたしの手は後ろに回され、もうひとつの縄で縛られはじめた。

いったい何本縄を買ったのよ?

後ろ手に手をかさね、両手首が縛られる。

痛くはないけど、縄の端が肌を打つのがイヤ。

余った縄は、おっぱいの上と下に回された。

菱縛りとは別に、おっぱいの上下を縄で縛られ、ふくらみが強調されたようだ

腕が動かせなくなった

その時、はじめて恐怖した。

肘、肩をモジモジと動かせても、状況はなにも変わらない。

身動きが取れないって、こういうことなんだ…。

わたしはバックの体位でベッドに座らされた。

頭をベッドに押しつけ、おしりを高く上げさせられる

体重が背けた顔にかかる。重たい。手を突きたいけど、まったく動かない。

「なんだよ…縄が染みてるよ。」

彼がイジワルなことを言う。

ぬぷっ!

脚を広げられ、縄の間から指を入れられた

身動きが取れない。顔が苦しい。凄く怖い。

それに、惨めな感じがする。

それなのに…。

ぞくぞくするような快楽

凌辱されてる。辱められてる。

このまま彼に犯されたい

縄の食い込みが、わたしに新たな快楽に目覚めさせた

おわり。

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藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。




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