365日マネー女子宣言！（サンロクゴ）の元キャバ嬢の愛されテクニック～恋の七変化～-第2話よくあるパターンのやつ-

色恋・・・それはお客様に対して

「お客様としてじゃなく男性として貴方が好きです」

「でも仕事はしなきゃいけないから協力してくれるよね？」

「私の彼氏みたいなものなんだから協力して当たり前」

「たくさん協力してくれたら貴方の好きにして・・・」

こんな様な事をにうまい具合に匂わせて相手に

「この子にお金を使っても無駄にはならない!!」

と、思わせる営業方法のひとつ。

女の子によっては本当にヤッちまう子もいるけど、これは【枕営業】ね。

私は色恋キャラじゃないし、ぶりっ子はうまく出来ないんで色恋営業はしないけどこっちにそんなつもりがなくても、勝手に勘違いする【おめでたい】人がいるのも事実なんだよ。

嫌だねー超迷惑―！

お出かけ用なのかお気になのかわからないけど、いつもGALFY（ガルフィー：地方のヤンキーやテキ屋が好んで着るセットアップ）を着てくる４０代後半の人がいたんだよね。

ほんとかどうかはわかんないけど、元自衛隊らしくて確かに歳のわりにスリムなバディーしてる。お腹も出てない。髪型は角刈りがすこし伸びたような感じ？

そして何故か前歯がない(笑)

例えばどんだけイケメンでも前歯なかったらアウトなのに無いわーマジないわー！

店の女の子達から通称【ガル】って呼ばれてて（いつもGALFY着てるからって安易なあだ名）毎日その人が来る度に 「ほらｗｗちゃんちむ！ガル来たよｗｗｗ」 って女の子達から面白がられ、挙句の果てには男子従業員からもからかわれる位キモ・・・いや。素敵な人でした（棒読み）

そんなに口数が多い人じゃなかったな。ガルの好みは多分ね、ちゃんちむリサーチなんだけど気を使って盛り上げたり、たくさん話しかけて話題を振った方がいいタイプではなくて【長年連れ添った彼女】みたいな 空気感が好きっぽい。

女子とそんなに付き合った事ないんだろうなーみたいなテンプレな(笑)

でも【長年連れ添った彼女】みたいな空気感って楽だから何も突っ込まない！うまい具合に気を張らずに接客してた！もちろん仕事だしテーブルマナーはしっかりきっちりやってたけどな！こんなんでも一応プロですから！的な(笑)

ガルは毎日２タイム、多くて３タイム、お金が本当になくても何とか工面して１タイムは来るいわゆる太客だったんだけど、ボトルは基本入れない。

何故ならボトル入れるならその分長い時間居たいっていうめんどくさいパターンね。さっさと金使って帰ってー！お願いだから帰ってー！

でもさすがにドリンク位は注文してもらわないとね。

「Mちゃん（ガルの名前）！喉乾いたっ！頼んでいい？」

そう言うとガルはニヤニヤしながら

「え～～どうしようかな～～」

って言いながら前歯のないスマイルを見せる。私は内心めんどくせえ・・・と思いながらも

「の～ど～か～わ～い～たぁ～～～！！」

と、【可愛げはあるけどワガママな彼女とちょっとSな俺】ごっこに付き合ってあげるんだ。このやり取りを数回した後に

「もういいよっ！！ぷんぷん」

って拗ねたふりすると

「わがままだなぁ～～しょうがないから飲んでもいいよ～(笑)」

とこれまたHAKKAKE★Styleで笑顔を振りまく（ごめんちょっと歯なしスマイルをカッコよく言ってみた）もちろん私オンリーに。他の人には仏頂面なんだよね。

そんなHAKKAKE★Style独り占め！私って超幸せ者！！！

んなわけあるかーい！！！！

私、ガルを見つめてる振りしてガルの向こう側見つめてまーす(笑)

寸劇に付き合ってるうちに色恋営業みたいになっちゃうパターンって案外多くてさ

「こいつ俺の事好きじゃね？」的な。

バカ野郎(笑)鏡みろやぁー！って思うけど、例え色恋だとしても友達営業だとしても水商売はいかに人と人の関係を作るかってなもんだと思うから我慢！ぶっちゃけ客にイライラしたら負けだから！

可愛く・色っぽく・図太く！売れるコツな！

でも水商売は奥が深いと思うし、なかなか難しいし、そして楽しいからっ！

ちゃんチム

元キャバ嬢＆風嬢。高校卒業後、すぐさま憧れていた夜の世界へ。話題のレパートリーを広げるため一通りの風俗も経験し六本木の高級CLUBへ･･･｡