官能小説~女子的夜話~

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【第10話】大人の手 (後編)

2014.3.6

泰生叔父さんは、私の首筋にキスをしながら硬くなった乳首を執拗につまんだり弾いたりして弄んだ。叔父さんが手を離すたびに乳房がたぷんと震える。

(叔父さん、もっと下も触って…)

わざとらしく身体をくねらせると、叔父さんの手は下へ伸びて、パジャマのズボンの中へ侵入した。

(ああっ…そこっ…!)

太い中指が、パンツの上から敏感な部分をつうっと撫でる。そこは既にグショグショに濡れていた。私は叔父さんが触りやすいようにお尻を突き出し、足を少し広げた。パンツの中で、叔父さんの中指が勃起したクリトリスを撫でる。

「ああ…んっ」

(もう、声、我慢できない…っ)

肉襞の間から溢れる愛液を指ですくい、それを充血したクリトリスに塗りつけて上下に刺激する。

「ああっ…はぁっ…ん」

私がはっきりと反応するようになると、叔父さんはより息を荒くし、私のパジャマのズボンとパンツを強引に下ろした。
いきり立ったペニスがお尻に押し付けられる。

(すごい…叔父さんのおち●ちん、こんなに硬くなってる…)

身体の一部とは思えないくらい硬くて生温かいものが、私のヌルヌルの恥肉を刺激する。
叔父さんは腰をゆっくり前後に動かし、肉棒をさらに擦り付けた。

「はあっ…ん…っ…叔父さ…っ」

堪えきれず、私は首を後ろに捻って叔父さんの目を見た。ずっと憧れていた泰生叔父さんが目の前で意地悪く微笑んでいる。

「どうしたの、亜希ちゃん?」

耳元で熱っぽく囁く。その声がいやらしくてカアッと身体が熱くなる。

「も…欲しいです…」

「やめて欲しい?」

「ちが…っ」

「こう?」

叔父さんは急に腰の角度を変え、濡れた恥肉にペニスを一気に根元まで差し込んだ。

「っっっ!!!」

私の口を乱暴に抑え、そのまま激しくピストンを続ける。

「んっ…んんっ…んんっ!!」

「うわっ、すごいな、亜希ちゃんのおま●こ絡みついてギュウギュウ締め付けてくるよ」

(いやっ…こんなの…! でも腰が…動いちゃう…)

抜ける寸前まで腰を引き、そしてまた肉壁を押し分けて一気に奥まで貫く。力強い肉棒が一番奥の敏感な部分に当たるたび、頭の芯がビリビリ震えた。

「んんんーっっ…んんっ!」

「亜希ちゃんは奥が好きなの?」

喋らせてもらえないので必死に頷いた。叔父さんは私の足を思い切り広げ、片方の足を抑えてより根元まで挿入できるよう体位を変えた。その態勢でさらに子宮口を刺激する。

(すごいっ……こんな深いの…っ壊れちゃう…!)

「んんっんっ…んっ…んんっ!」

「亜希ちゃん、そろそろかな?」

足を両手で抱え、私の一番弱い場所に深く細かい刺激を与え続けた。やっと口を解放されたけど、叫んでしまいそうで自分で抑えるしかなかった。

「んんっ…あっあっ、ああんっ…や…あっ…」

「いいよ、亜希ちゃん、イッていいよ」

「ああっすごいっ…すごいの…っ! きちゃう…!」

「俺も出すよ…っ」

「ダメ、もうダメっ…イクッ…イクッ…ああっ!!」

「出るっ…!」

叔父さんの精液が、子宮内に勢いよく注がれる。その様子を思い浮かべてうっとりと目を閉じた。

タオルケットを頭からかぶったまま、眩しい窓の外を眺めていると、下の階から母の声が聞こえた。

「亜希ー、いつまで寝てるの、みんなご飯食べちゃったよー」

のそのそと起き上がり、「はあい」と声をあげた。

全身鏡の前でふと立ち止まり、自分のおっぱいを揉んでみる。もしかして、と思ったけど、やっぱり夢の中ほど大きくなかった。

枕元に転がっていた泰生叔父さんの写真を慌てて拾い、勉強机の引き出しにしまう。パジャマ姿のままバタバタと階段を駆け降りた。

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藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。




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