官能小説~女子的夜話~

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【第91話】精子の味 その2

2017.9.21

女友達と呑みに行ったら、流れで精子の味の話になってしまった。

私は精液を飲んだ事はないけど、友人は結構たしなむそうだ。

友人は、「精子は苦い」と言っていた。どんな苦さなんだろう? コーヒー? 野菜っぽい苦さ? ビールも苦いけど。何となく興味を持ってしまった。

ほろ酔いで帰宅途中、彼にラインした。彼は部屋でくつろいでいた。だから、ちょっと彼の部屋にお邪魔する事にした。

彼の部屋は狭い。散らかっている。発泡酒とコンビニ弁当を食べながら、スマホゲームをしていたみたい。

彼の隣に座ると、ちょっと汗の臭い。まだシャワーも浴びていないようだ。スマホで遊ぶ彼に、ちょっと寄り添ってみる。

「ん?」

彼は一瞬顔を向ける。私は、キスをねだる。

「チュッ」

彼がゲームに戻る。なんか悔しい。

彼は部屋着というか、Tシャツにボクサーショーツ姿だ。だから私は、ショーツの上からチン●を撫でてみた。

「なんだよ?」

感情のない言葉。意識はゲームに行ってる。ますます悔しい。スリスリ…。チン●を刺激する。指先で、ショーツの上からカリカリと掻いてみる。

ふよふよした金玉を揉んでみる。チン●のサオの部分を撫でてみる。ショーツ越しに、あれこれ試してみた。けれども、ゲームを辞めない。チンコは…大きくなってもいない。

悔しさから怒りがわき上がってきた。

私は身体をずらし、彼の股間に顔を寄せた。ムンとした臭い。すっぱさと、足の裏のようなこもった臭い。それと、オシッコの臭いが少々。

ボクサーショーツをずらすと、臭いが強まった。チン●は汗なのか、ショーツで蒸れているのか分からないけど、

ペタペタしている。大人の親指くらいの大きさで、皮がたっぷりとしている。チン●の先っぽは、小指の先くらいの大きさに皮が余っている。

私はおもむろにチン●を口に含んだ。

まだ力がみなぎっていない小さなチン●。舌を動かすと、グニュグニュと口中で翻弄されるチン●が好きだ。舌と上あごで、あまった皮を挟んでみる。ホルモンというか、鶏皮というか、あんな感じのグニャグニャした感触。

チン●は細いので、口は疲れない。グニュグニュ…。ツバをため、舌を絡める。グポ…ギュル…。音をワザと立てる。

彼はまだゲームをしている。早くゲームオーバーになればいいのに!

舌の先っちょで、チン●の余った皮のすぼまりを刺激する。舌先にしびれのような苦みを感じる。すぼまりの奥に舌を突きだしていくと、皮の中に隠れていた実にたどり着いた。

ホント、細くて、皮がたっぷり余っていて…彼のチン●…子どもみたい。グチュ…グチュ…。舌を絡めると、ツバの音が耳奥に響く。

でも、可愛いチン●はここまで。徐々に、芯が入り始める。親指くらいの子どもチン●が、トクン…トクン…と脈打つ。脈打つごとに、口中に伸びていく。

彼の子どもチン●、膨張率が凄いの。

正直はじめて見たときは小さいな…って思った。それなのに、勃つと、とても長くなる(太さはそれほどでもない。いや、細い方だと思う)。

勃起すると、余り皮が押し広げられていく。トクン…トクン…。皮が広がり、硬い中身が突き出てくる。トクン…トクン…。伸びていき、私の喉を刺激する。

「んぐ…」

奥に当たった。吐きそう。なのに、まだトクン…トクン…と勃起は続く。

皮が剥けて、滑らかな感触が上あごをこする。

ジュポ…ジュポ…。

顔を上下させる。唇に力を込める。そして、ちょっとだけ…歯を当てる。

「ん…んあ…」

彼の声が漏れる。

ジュブ…ジュブ…。

ストロークを早める。根本から先っぽまで。顔を動かす。上あごから喉奥まで。

ジュブ…ジュブ…。

「あ…やばい…やばい…」

彼が可愛い声を漏らす。もう少し。とっても硬い。

ジュポ…ジュポ…。ジュポ…ギュポ…。

「やば…だめだって…」

ストロークを早めと、彼が私の頭を掴んだ。喉の奥まで押し込もうとする。

「あ…イク…」

喉奥に熱い物が放たれた。

最初に放たれた物を、私は飲んだ。

ビュル…ビュ…。二度、三度と放たれる液体。喉を閉じて、それらをブロックした。

喉がヒリヒリする。変な刺激。苦みは…思ったほどじゃない。でも、なんか生臭い感じもしたように思う。

それより喉がイガイガする。これは気持ちが悪い。

チン●を口から外し、彼にキスをした。

口腔にたまった苦みと生臭さのあるソレを、私は彼の口に流し込んだ。

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藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。




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