「動悸や下腹部の違和感の原因はこれですね」
バイブを抜こうとすると、女は泣き顔で懇願した。
「いやぁ…っ、まだ抜かないで…!」
「だったら、自分で動かして下さい。こっちによく見えるように足を拡げて」
「そんな…」
「やらないなら今すぐバイブを抜いて破棄しますよ」
女はおそるおそる上体を起こし、足を大きくM字に拡げた。淫汁でドロドロになった秘肉がパックリと開き、極太バイブが突き刺さっている様子が丸見えになった。
「もう診察台にスケベ汁が垂れてますね…見られるとそんなに興奮するんですか?」
「あっ…ん、はい…感じちゃいます…」
「ふん、とんだ変態女ですね」
女の陰部に手を伸ばし、バイブのスイッチをオンにすると、女が上半身を仰け反らせた。
「はああっ………んっ!」
肉の中でバイブがうねりをあげて動き出し、それに合わせて甲高い嬌声が小刻みにあがった。 静かな診察室にヴンヴンヴンという淫靡な機械音が響く。女は右手でバイブを激しく抜き差しし、左手で自らの乳房を揉みしだいた。
「あっ…あっ…いいっ…ああっ、先生っ気持ちいいですっ…!」
「そうだ、そのまま激しくイッてごらん」
「はあっ…先生ぇっ…見て…私の恥ずかしいところ……見て下さいっ…」
「ああ、見てるよ、いやらしい淫乱おま●こが充血してヒクヒクしてるのが丸見えだ」
「ああっ、イク…っ、イッちゃう…あっ…イク…イクッ…!」
女は大きく痙攣し、そのまま診察台に倒れ込んだ。 バイブを抜くと、女は「はあっん…」と呻き声をあげて再び身体が波打った。大量の蜜がドロリと溢れ出す。
「よくできました」
ズブズブと肉に食い込ませ、襞が亀頭に絡みついた。
「あああっ…すごい…っ硬いのが入ってる…っ」
「ああ、中がヌルヌルで最高だ。自分で腰を振ってごらん」
女は獣のように激しく腰を動かし、ペニスをしごいた。グチュッグチュッという卑猥な音と汗と体液の臭いに刺激を受け、身体の芯がビリビリ震えた。
「あんっ、あんっ、おち●ぽ好きっっ…硬くておっきいの大好きなのぉっ…」
「ああっ…ここだね、奥がコリコリしてる」
「あっあっ、はぁんっ…そこっ…おま●こ、擦れてるっ…!」
一層激しく腰を振り、奥をズンズン突くと女は悲鳴にも似た声をあげた。
「ああーっ、あんっ、あんっ…ダメッ…イッちゃう…イッちゃうの…!」
「あーっ…出る…っ」
「もうダメっ…イクッ……イッちゃうっ!」
「…っ…!」
繋がったまま診察台に倒れ込む。 2人の荒い息遣いが暗い廊下に微かに響いていた。
「もうっ…院長先生、いくつになってもお医者さんごっこ好きなんだから!」
女は照れ隠しするように怒ったふりをしてみせた。
「君だってここでする時はいつも乱れるじゃないか」
私は洗面台で手を洗いながら笑った。女は再びセーターとスカートを着て、鞄の中からあらかじめ用意しておいたパンティを履いた。彼女はこの医院に勤めて4年になる看護師で、私とは2年前から不倫関係が続いている。
「まさかバイブを仕込んでくるなんて思わなかったよ」
「だって…先生がいやらしい格好で来なさいって言うから…」
若い彼女はいつも突拍子もないエロさで私をビックリさせる。
「ねえ、先生」
彼女はまだ何か企んでいるような顔つきだ。
「私も泌尿器科ごっこしたいんですけど、付き合ってもらえます?」
と、鞄の中からエネマグラをちらつかせた。 やれやれ、今日の診察はまだまだ続きそうだ。
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。