さっきよりも激しく舌を合わせるとクチュッ…ヌチュッ…とキスの音がかわった。
体の奥が熱くて、お腹の下がムズムズする。悠里ちゃんの息も荒くなっていた。
「ん、ふぅ…っ楓ちゃんのキス、美味しい…」
「はあっ…ん」
悠里ちゃんは、私の耳や首筋や鎖骨に舌を這わせながら、私の小さな胸に手を添え優しく揉んだ。
「あっ…あっ悠里ちゃ…ぁん」
誰かの手が自分の体の柔らかい部分に触れているということが、たまらなく恥ずかしい。
自分からこんな声が漏れるなんて、想像したことなかった。
私は何度も何度も悠里ちゃんにキスして、彼女の乳房に触れた。
手のひらに収まらないくらい大きくて弾力がある。
トレーナーの上から真ん中の突起に触れると、悠里ちゃんは体を震わせた。
「あぁっ…そこ、触られると…」
「気持ちいい…?」
潤んだ目で頷く。乳輪がぷっくり膨れあがり、トレーナーから浮き出ていた。
もっと彼女を喜ばせたい。舐めたり触ったりしたい。
私は無我夢中で彼女のトレーナーを捲り上げ、薄いベージュの乳首に吸い付いた。
「あっ…楓ちゃ…!」
どうしたらいいのかわからなかったが、口の中で悠里ちゃんの舌が動いたように、
乳輪を唇で包み込み、勃起した乳首に舌先で優しく絡ませた。
「あっ、あっ…や…すごい上手…」
「っ…んん」
「ああっ…楓ちゃん…気持ちいい…っ」
勢いづいて彼女の上に覆い被さり、おっぱいを吸い付くと、
「あんっ…あっ、待って…」
と、手で制された。痛くしてしまったのかと不安になって顔を上げた。
「一緒に気持ちよくなろ?」
悠里ちゃんは微笑み、手際よく寝間着を脱き、私の服も脱がせてくれた。
「楓ちゃんのおっぱい、形がよくて乳首がピンクですごく綺麗…」
私の乳房と悠里ちゃんの乳房が重ね合う。
悠里ちゃんは大きなおっぱいを両手に抱かえ、固くなった乳首を私の乳首に擦り合わせた。
「あっ…やだ、なにこれ…」
「ふふ、おっぱいでキスするの気持ちいいでしょ?」
「はぁっ…擦れて…気持ちい…」
触れるか触れないかくらいの位置で乳首の先を動かすと、
くすぐったいようなゾクゾクするような快感が訪れた。
「あっ…ん、私も気持ちいいよ…」
おっぱいを合わせながら、悠里ちゃんは私のお尻をいとおしそうに撫でていたが、やがてその手が股間に伸びてきた。
「あっ、や、そこは…」
「恥ずかしい?」
「だって…」
「楓ちゃんの恥ずかしいところも触らせて」
スウェットをずらし、ショーツ越しに陰部をなぞる。
「ああ…っ!」
布越しに指の腹が触れるだけで、恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだった。
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。