貪るように舌を吸い口腔を舐め回しながら、義弟のベルトを外し、ズボンを脱がしました。
トランクスを下ろすと、長い肉茎が勢いよく飛び出し、身体の一部とは思えない硬さで怒張しています。
蒸れた陰毛の臭いをうっとりと嗅ぎ、尿口に溢れた先走り液を舌をチロチロと刺激すると、義弟は小さく呻きました。余った皮を優しく剥き、張りのある大きな亀頭にしゃぶりつくと、さらに「く…っうぅっ」と苦しげな声をあげます。敏感な反応が嬉しくて、私は夢中で舌を這わせました。
「ふっ…ああ…っ、すごい気持ちいい…」
「感じてくれてるのね、嬉しい…。もっと気持ちよくなって…」
高い位置から唾液を垂らし、義弟の顔を見ながらヌルヌルになった亀頭をこね回すと、グチュッグチュッと音がしました。義弟はさらに苦しそうに喘いで私の肩を掴みました。
「んああっ…それっ、出ちゃ…!」
「イッていいよ…私が口で受け止めてあげる…」
真っ赤に張り詰めた亀頭を素早く咥えこみ、右手で根元を擦りました。
「あっイク…ッ! 出ちゃう…っ!」
びゅるびゅるびゅるっと若い精子が、口内に勢いよく迸ります。一滴も残したくなくて、肉茎の大きなうねりが終わっても先端を舐めとり続けました。射精後の敏感な粘膜に舌が触れるたび、義弟の身体がビクッと震えました。
「はぁっ…美味しい…」
口内の白濁液を飲み干すと、青臭い味が喉に残ります。義弟はすっかり放心して壁にもたれかかって肩で息をしていましたが、陰茎はまだまだ硬さを残していました。
「ねえ、見て。勇介君の硬いおちんちん舐めたらぐしょぐしょに濡れてきちゃったの…」
ソファに腰掛けて脚を大きくM字に開き、自らの襞を指で広げると、義弟は素直に床に膝をついて濡れそぼった花弁に顔を近づけました。
「はあっ…勇介君のおちんちんを欲しがってピクピクしてるの、わかる?」
「うわっ、びしょびしょだ…中から白いのがどんどん溢れてます…」
「ねえ、お願い…おまんこ舐めて…」
割れ目の上部でコリコリに勃起した肉芽を、尖った舌先でぎこちなくつついたりなぞったりしていましたが、やがて唇全体を使って覆いかぶせるように吸いつき、粘膜を擦り合わせてしゃぶり始めました。
「ああぁっ…そこっ…クリトリス気持ちいいっ…」
太腿に痺れるような快感が走り、上半身が弓なりにのけぞりました。義弟の唇は左右の溝を丁寧に刺激しながら淫液でぬかるんだ肉襞へ降りて行き、痙攣する膣口に舌を這わせました。
「あぁん…はぁっ…あふれちゃう…っ」
生温かな舌が出し入れされると、くすぐったいような切ないような刺激に腰がますます疼きます。奥から粘り気のある白い液が絶え間なくにじみ出てきました。
「あっ…あっ、もう…ダメ…たまらないの…硬いおちんちん挿れて…」
我慢できず、義弟をソファに横たわらせてその上にまたがりました。濡れそぼった大陰唇を義弟の硬い肉棒に擦り付けると、先走り液と唾液と愛液がヌルヌルに混ざり合います。
「ううっ…ん…義姉さんっ…ああっ」
「はぁっ、んんっ! 気持ちいい…っ」
ゆっくりゆっくり腰を沈めると、ズブズブと肉をこじあけるようにして義弟の長いペニスが私の膣内に押し込まれていきます。挿入しただけで亀頭の先端が子宮口に届いているのがわかりました。
「ふ…ぅっ…あっ、あっ…すごい…おちんちんが奥まできちゃった…」
腰を少しずつ前後に動かすといきり立った陰茎に肉襞が絡みつきます。子宮口をコツコツと刺激されるだけで身体の芯がじんじんと熱くなり、夢中で腰を振りました。
「ああん…やだ…まだ中で大きくなってるぅ…」
「んああっ、そんなに動かしたら…っ」
「あっああっ…何これすごい…っ」
「はぁっ、うあっ…中がすごい締めつけてくる…っ」
「あっ、あっ、はあっ…ダメ、私もうイッちゃいそうっ…」
「うぅっ…俺、もう出ちゃいますっ…」
「ああっなんかすごいのきちゃう…っ! はあっイクッ…あっ…ああっ…!」
「うっ…あああっ」
下半身がガクガクと痙攣し、脱力して義弟に身体を預けました。脈打つペニスの動きを感じながら、久々に嗅ぐ獣の匂いにうっとりと目を閉じました。 私たちはそのまま朝まで何度もセックスをしました。
最近では、あんなに憂鬱だった夫の出張が楽しみで仕方ありません。
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。