官能小説~女子的夜話~

官能小説~女子的夜話~

【第83話】カーセックス 2

2017.5.18

深夜の大きな公園のパーキングで、彼からカーセックスを求められた。

クルマの中で彼のオチ●チンをフェラしてあげたら、我慢できなくなったみたい。

わたしは運転席と助手席の間を抜けて、後部座席へと移動した。下半身丸出しの彼も、シートの間からこちらへ移動してきた。

おいおい…おしり…外から丸見えじゃないの?

彼は助手席のシートを前へずらしたり、後部座席をリクライニングさせたりして場所を整えだした。

前の席と違って、後部座席の窓はスモークが張られていて外が暗く見える。後部座席は隣り合ったシートがつながっているので隙間がなく、彼とも密着できる。

辺りのことは多少気になるけど、彼が激しく唇を重ねてくる。

チュ…チュバ…チュ…

硬く熱を帯びたオチ●チンが、太ももを突く。

スカート…汚れないといいなぁ…

チュバ…ジュ…

キスの音が車内に響く。外からは…男性の話し声が聞こえてくる。クルマの中…見えてないよね…

彼はスカートをたくし上げ、ストッキングをズリおろしはじめた。伝線されたくないから、腰を浮かし、自分でおろす。パンプスは…車内のどこかに落ちてるハズ。あとで電気を点けてもらって探せばいい。

ショーツも脱がそうとしてくる。でも、外から見られちゃいそうなので、なんだか抵抗がある。

「恥ずかしいの?」

意地悪な質問を投げかけながら、ショーツの横から指を滑り込ませてくる。まだ、ちゃんと閉じてるアソコ。彼はアナルの方から指をすべらせて、ビラビラの中に指を滑り込ませようとしてる。

「うわ…すごく濡れてる…外だから興奮してるの?」

ヤダ…そんなことないよ…

でも…クルマの中だけど、外でしてるみたいだから、いつもと違う感じ…わたし、そんなにエッチじゃないのに…

チャ…クチャ…

彼…わざとアソコの音を立ててる。気のせいか…自分のアソコの臭いが、いつもより濃い感じ。

「ショーツ汚れちゃうよ…脱がしてあげるね」

バカ…誰が汚れるようなことしてるのさ。

おしりがスッと空気に触れる。ショーツ、どこに置いたんだろう?

彼はわたしを抱きしめるように唇を重ねてきた。手は、アソコを虐めてくる。

チュバ…チュ…チュ…クチュ…チャッ…チャ…

糸を引きそうな粘度の高い音が、車内いっぱいに広がっている。

「俺のも触って」

オチ●チン…すごく硬い…いつもより興奮してるの?

しごいてあげると、なんだかペタペタしてる。わたしがフェラチオしたせい?先っぽもなんだか濡れてるみたい。シート…汚れちゃうよ?

車外からライトがさした。他のクルマが動き出したのだろう。すぐそばに、誰かがいるかもしれない。覗かれていたらどうしよう?怖くて目を開けられない。

グチュ…グチュ…

それなのに、彼はワザと音を立てて、アソコを虐めてくる。

声が出ちゃいそう。でも、外にいる人に、聞かれたくない。わたしは必死に指を噛んだ。

「すごくエッチだよ…挿れちゃおうかな」

あ…ゴム着けてない…

そんな思いが消し飛ぶほど、勢いよく彼が入ってきた。

「ああっ!」

声がでちゃった。ズンズンと突いてくる。激しいよ。

「あっ、んあ…はっ!」

声…もう我慢できない。

ブチュ…ブチュ…

「すごいよ…エッチな音してる」

いつもと角度が違う…もっと深く欲しいけど、全然いつもと違う感じ。

クルマ…揺れてない?外…人に見られていない?わたし…濡れちゃってる?スカート平気かな?イス…汚しちゃってないかな?

全然落ち着かない。なのに…淫らな事している感じがして、いつもより興奮している自分がいた。

「ああ…んあ…あん」

「どうしたの? そんなに声だしちゃったら、誰かに見られちゃうよ」

声…でちゃう…もっと出してもいい?すごく興奮してる。今なら…誰かに見られちゃってもかまわないよ。

「やだ…やだ…あっ!」

ホントは嫌じゃない。淫らなわたし…今日のわたし、ヘンタイだ。

クルマが揺れている。カーセックスしてるのバレバレだよ。目は開けられないけど、淫らなわたしを、見られたい。

そしてわたしは、彼の熱い物をお腹に感じた。

コラムの更新情報を受け取る
受け取る 受け取り停止
メールアドレス:

藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。




バックナンバー