COMさんの陰茎は、根元が太く先細りで、カリは少し小さめだが全体的に長かった。根元まで咥えると、かなり顎を開かなければならないし喉の奥まで届いて苦しい。しかし、涙目になるほど子宮が疼き、私はCOMさんの熱い肉を舐めながらオナニーした。
「んんっ、んふ…っ」
「ああーっ、にこちゃんの口の中がヌルヌルで温かくて気持ちいいよ…」
唾液を出し、ジュボッ、ジュボッと音を立てる。喉を塞がれて息ができないが、懸命に舌を絡ませた。おじさんの汚い股間にしゃぶりつきながら腰をふる私を、もう1人の自分が俯瞰する。自分の惨めな姿を想像するだけで、興奮した。
「僕のちんぽ舐めながらおまんこほじってるの? にこちゃんはいやらしいんだね。そんなにちんぽ好き?」
「好きぃ…おちんぽ大好きなの…っ、匂い嗅ぐだけで感じちゃうの…」
シックスナインの体勢になり、私はCOMさんの睾丸の裏や後ろの穴まで夢中で舐めた。毛まみれの蟻の門渡りを舌で何度も舐め回し、舌先を穴の中に入れて刺激する。吐き気と嫌悪感がこみ上がるたびに、膣口からますます愛液がにじみ出るのがわかった。
COMさんは相変わらず「可愛い、可愛いよ」と荒い息でうわ言を呟きながら、私の大陰唇に吸いつき、執拗に陰核を舌で転がした。
「あっ、はぁ…っ、そこばっかり舐めちゃ…」
「ああ…にこちゃんのお豆、こんなにぷっくり膨れてるよ…」
「だ、めぇっ、私、クリトリス弱いのぉ…っ」
私たちは獣のように互いの性器を舐め合った。陰核から小陰唇の間の筋を一定のリズムで舐められ、くすぐったいようなムズムズした熱さが下半身を走る。もどかしく腰を動かし、COMさんの舌が好きな場所により強く当たるように調節する。
「あっ、いっ、いいっ…気持ちいっ…そこっ…そのまま…そのまま舐めてぇ…っ!」
我慢できなくなり、顔をあげる。唾液と愛液が混ざり、ジュルッジュルッと音が響く。恥骨付近で生まれた小さな快楽が、すぐに脳天まで駆け上がってきた。
「ひっ…も、いくっ、クリトリスでいっちゃう…! い、く…っ! ひ、あぁっっ!」
ブルブルッと全身が痙攣し、肛門から内腿にかけての筋肉が締まった。
「はぁっ…ほんとにすぐいっちゃったね。にこちゃん、敏感なんだね、エッチな穴から白い汁がどんどん出てきて毛までビチャビチャになってるよ」
「あっ…ん、今…今いったばっかだから…触らないでぇ」
「でも、にこちゃんのお肉がヒクヒク動いて欲しがってるよ」
「は、あっ…ん」
COMさんの太い指が膣内にずぶずぶ侵入し、恥骨の裏をダイレクトに刺激する。フェラチオしようとしても、もう全く集中できなくなっていた。
「うわ、濡れすぎて中がヌルヌルだね。すっごく熱くなってるよ」
「あ、あ…中、擦らないでえ…っ」
「はぁっ…この膨らんでるあたりが気持ちいいのかな?」
「んはぁっ、ああっ、そこっ…やだ、すぐいっちゃうとこだから…!」
「いいよ…いくところ何度も見せて…! 可愛い声たくさん聞かせて」
「やだっ、またいく、いく…またいっちゃうのぉ…っ!」
「ああー…にこちゃん、お尻の穴までピクピクしていやらしいよ」
「ひっ…いっ、っああー…っっ!!!」
COMさんは、仰け反って倒れこんだ私をベッドに下ろし、両脚をひろげさせた。赤く張りつめた陰茎の先端から、雫が垂れているのがわかる。
「COMさん、来て…早くぶち込んでぇ…」
今から、この鼻息の荒い醜い男に犯されるのだ。そう思うだけで、ゾクゾクして口の端に小さく笑みさえ浮かんだ。
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。