我が家に、家政婦が来ることになった。
母が亡くなって一年半。家の中のことは父と僕で分担していたのだが、最近は二人とも仕事が忙しく、家事に手が回らなくなってきた。結婚した妹や親戚のおばさんに手伝ってもらってばかりいるのも悪いので、それならいっそプロにお願いしてしまおうと、家族会議で決定した。
うちの担当になった渡部さんは、僕と同世代くらいの、ふくよかで綺麗な女性だった。
勝手にお婆ちゃんが来るものと思い込んでいたので、初めてうちに来た時は面食らった。渡部さんは、もう小学生の息子さんがいるのだという。仕事が丁寧で、特に料理の腕前はプロ並みだった。美味しいだけでなく、盛り付けも美しいので父からも好評だった。
たまに早めに家に帰ると、仕事中の渡部さんに会うことがある。ポロシャツに長ズボンという地味なユニフォームを着ているが、テーブルを拭いている時や雑巾掛けの時など、つい彼女の大きなお尻に目がいってしまう。
左右にゆさゆさと揺れるお尻を見ていると、手を伸ばしそうになるが、なんとか堪えている。渡部さんのお尻を思い出して自慰に耽ったことは、一度や二度ではない。
ある日、出張を終えて家に帰ると、玄関に女性用のスニーカーが置いてあった。今日は渡部さんが来る日だったと思い出し、少し浮き足立った。風呂場からシャワーの音がする。
手を洗うついでに風呂場を覗くと、渡部さんが下着姿で風呂掃除をしていた。思わず「うわっ、すみません」と謝り、慌てて顔を引っ込めた。
「えっ!? あっ吉川さん!? ご、ごめんなさい、こんな格好で!」
「いや、すみません、こっちこそ急に!」
渡部さんは、黒いレースのブラとショーツをつけていた。
もう何年も女性の下着姿を見ていなかったので、異常なほど胸が高まった。大きな胸や肉付きのいい腰、ショーツからはみ出たお尻の肉、むっちりした太ももなど、熟女の魅力に溢れていた。
「今日お帰り早かったんですね! 今すぐお茶淹れますから」
「いや、後でいいですから」
僕が制しているにも関わらず、渡部さんは風呂場から出てきた。髪から水が滴れている。
「さっき蛇口を間違えてシャワーの水を頭からかぶっちゃったんです。服を今乾かしてて」
僕は思わず唾を飲み込んだ。
「せ、背中拭きましょうか…」
渡部さんの視線が一瞬僕の目を鋭く捉え、そして柔らかく微笑んだ。
「あら、いいんですか? ありがとうございます」
渡部さんは髪をかき揚げ、うなじを晒した。その様子がたまらなくエロい。バスタオルで首もとから肩、肩甲骨、背中を少しずつ丁寧に拭いて、やがて腰にたどり着いた。
その時にはもう、僕の理性はかなりぐらついていた。ショーツの上からお尻を柔らかく拭く。渡部さんの身体が、わずかにピクリと反応したのを見逃さなかった。
タオル越しにお尻の肉をなぞると、渡部さんは足を少し開き、お尻を僕に突き出した。
「ここも濡れてるので拭いてもらっていいですか…?」
そう言って、お尻の肉を両手で開いた。
恐る恐る、タオルでクロッチの上をなぞると、渡部さんは「はぁっ…ん」と甘い声をあげた。
「あん…もっと拭いて下さい…」
その瞬間、僕の理性は一気に吹き飛んでしまった。渡部さんのショーツを一気に引き下ろすと、大きなお尻に顔を埋めた。
「あんっ、吉川さ…っそんなに吸い付いちゃ…!」
渡部さんは洗面台に手をつき、僕が舐めやすいように、、さらにお尻を突き出した。
「はぁ…ん、舌がヌルヌルして気持ちいい…」
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。