富士山の麓に広がる青木ヶ原樹海のハイキングコースで、わたしは同僚の松木君の手により露出に興じていた。
あたりは木々におおわれ、今すぐに人が来る気配はない。
でも、ハイキングコースだからいつ人が来るかと思うと気が気じゃない。
車が通り過ぎる音が聞こえる。結構近くに道路があるに違いない。見られたら…どうしよう?
松木君はわたしのウェストに冷たい手を滑りこませ、ストッキングごとショーツを引き下ろした。
わたしは恥じらいに背を向けるように、近くに立つ樹木に手をついた。
ちょうど立ちバックのような体勢。
今日はドライブだったので、ずっとシートに座ったままだったので、あそこはちょっと蒸れていたかも。
辺りは木々におおわれ、緑の香りに包まれている。
それなのに。
ショーツをずらされたとき、わたしはムンとしたあそこの臭いが鼻についたように感じた。
肌寒さの中、おしりに日光のぬくもりを感じた。
「おしり綺麗だよ…真っ白な肌…陽の光りを浴びて、白く輝いてる」
彼は言いながら、おしりを左右に開いた。
…チャ…。
なんか…エッチな音が聞こえた。あそこ…やっぱり濡れちゃってる。
チャ…クチャ…。
だめだよ…おしりを、そんなに広げたり閉じたりしたら…あそこ…あ…。
思わず声がでそうになった。
ハイキングコースで、おしりを丸出しにして…声までだしちゃったら…わたし、ただのヘンタイじゃん。
なのに…。
「おしり…ほんと白くて綺麗…それなのに…」
ムギューっと、おしりが左右に広げられた。
「おしりの穴…丸見え…太陽当たってるよ」
彼が耳元でささやく。
「いままで、おしりの穴を太陽に晒したことある?」
恥ずかしいこと言う。
わたしは口をつぐんで、首を左右に振った。
身を引こうとしたけど、腰をグッと捕まれた。
「ダメだよ…こんなエッチな身体…隠しちゃだめだって…」
彼…なんかもぞもぞやってる。
そしたら。
カシャ!
「え?写真撮ったの?」
「だって可愛いから。光り当たって、すごくいいよ」
「やだよ。消して」
「ダーメ…もっと、おしりを突きだして」
なんでだろう?言われるがままに、背を反らせ、おしりを突き出していた。
カシャ!カシャ!
おしりを広げられ、日光の温もりを内ももに感じている。
あそこ…丸見えなんだろうなぁ…。
「ねえ…俺のもお願い」
彼はデニムを下げ大きくなったオチンチンを突きだした。
「松木君、丸出しだよ。やばくない?」
「いいよ。一人だけおしり丸出しにさせとけないし」
そういう問題じゃないと思うけど…。
陽の光りを浴びたオチンチンは、なんだか変な色だ。
皮から顔を出した先っぽはピンクがかっていて、ウーパールーパーみたい。
オチンチンは暗い室内の方が格好いいね。
オチンチンに顔を近づけると、ちょっと蒸れたようなオシッコの臭い。
シャワー浴びてないオチンチンなんてイヤだけど…。
皮を剥くように手をずらし、むき出しになった先っぽを口に含んだ。
「あぁ…すごくいい…」
彼はわたしの頭を掴み、オチンチンを口にねじ込むように押しつけた。
結構Sなのかも…。
2回…3回と顔を大きくストロークさせ、オチンチンにたっぷりとツバをつける。
すごい…わたし、樹海でやられちゃうんだ…。
松木君との初Hが青姦だなんて。
その時、遠くから談笑している声が聞こえてきた。
焦ったよ。
わたしは、さっと立ち上がりずらされていた下着を直す。
彼の方はもっと大変。おしり丸出しだったし。
声の主は老人のグループだった。
そそくさとデニムを履く彼に「あらまぁ…」と声を漏らしていた。
もちろん、わたしは背を向けている。
なんか、露出と青姦のプチ体験だったけど…。
あの、人に見られるかもって焦燥感はクセになるかもしれない。
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。