彼氏とドライブデートをしていて、ついポロッと口をすべらしてしまった。
「懐かし~」
「へ~、なんで?」
「ここ、元彼が住んでて、よく通ったんだ~」
なんていうか…クルマの中の空気が一瞬で変わったのがわかった。
「結構来てたの?」
「うん…まぁ…通い同棲って感じ」
それからは無言のドライブ。
ていうか…出会ったときから処女でも無かったんだし。
今さら元彼のことで不機嫌になられても困るんですけど。
気まずいままのドライブは続き、クルマはようやく私の家に近づいた。
けれど、彼はスルー。
相変わらず怖い空気をぴりぴりと発しながらクルマを走らせる。
どこへ行く気なんだろう?
バス通りを走り続けていると、ラブホが見えてきた。
彼はウインカーを点滅させ、クルマをラブホテルへすべらせた。
ホテルの部屋でも、彼はなんか怖い。
くつろぐ間もなく、後ろから抱きしめてきた。
「ダメ、シャワー浴びてない」
「元彼とは同棲してたんだろ? シャワー浴びないでしたことあるだろ?」
「それはあるけど…だめ、今日汗かいてるし」
彼は力強く、おっぱいを握りしめてきた。
「痛いよ…」
「元彼と暮らしてた時、どんな格好してたんだよ? 下着姿? それとも裸?」
「う~ん…覚えてないよ」
「ダメ。思い出せよ」
なんで、こんなバカバカしいこと言ってくるんだろう?
ウザイから、ちょっと虐めたくなった。
「裸…いっつも裸でいたよ」
そしたら彼、乱暴にギューって、おっぱいを握りしめた。
「なんだよ? いつもオマ●コさらして、やられてたのかよ?」
彼が無理矢理服を脱がせようとする。ちょ、乱暴だよ。
服が床に落とされ、下着も乱暴に剥がされた。
ショーツを脱がされた時、気のせいか、ツーンとした臭いが鼻を突いた。
「元彼を誘ってたみたいにしてみろよ」
肩を押され、私はベッドに倒れ込んだ。
「別になんにもしてないよ…普通に携帯いじってただけだし」
私はうつぶせに寝転んだ。
「いつも元彼から誘ってたのか? それともお前が誘ってたの?」
彼は服を脱ぎすて、裸でベッドに乗って来た。
「彼が触ってきたこともあるし…私が誘ったこともあるし…」
「どんな風に誘ったんだよ? してみて」
「え~」
面倒くさいな~と思いつつ、私は彼のオチ●チンに触れた。
彼のオチ●チン…なんかペタペタしてる。
「元彼の方が、太くて長かったんじゃない? 俺の小さなチ●コじゃ物足りないんだろう?」
彼のオチ●チン、中途半端に勃起してる。先っぽは、まだ皮がかむっている。
「元彼のチ●コは皮剥けてたのかよ?」
「ん…剥けてた」
「んじゃ、はじめてエッチした時、俺の包茎チ●コ見て、がっかりしたのかよ?」
「え~皮かむってるの、可愛いって思った」
「ウソつけ、ガキみたいとか思ってたんだろ?」
「だって、今までの人、みんな剥けてたし…包茎オチ●チンって、象の鼻みたいに伸びてて可愛いって思ったよ」
「バカにしやがって!」
乳首をぎゅってつままれた。私はあんまり乳首って感じないんだけど、今日は違った。
きゅーんとした痛みに、ぞぞっと来た。生理が近いのかな?
「お前ってチ●コ触るのうまいけど、元彼たちにしこまれたんだ?」
「そんなことない…」
「ウソつけ、先っぽのカリのトコの触り方、絶妙じゃないか?」
「だって敏感だから、感じるのかな? って思って」
「皮かむってるから敏感だって思ったんだ」
「そんなんじゃない」
彼ってオチ●チンに、こんなにコンプレックスあったんだ?
でも私は、彼の皮のかむったオチ●チンが好きだ。
触り続けていると、オチ●チンはトクン、トクンと脈を打ちはじめた。
脈打つ度に、オチ●チンは大きくなっている。
それでもオチ●チンの中身? 先っぽは顔を出さない。サオの部分から皮をずり下げる。
徐々に皮の先っぽが開く。
この無理矢理、皮をひん剥いているような感じがたまらない。
ムキムキ…ていうか、メキィ~ていうか、
包茎の皮が、無理矢理広がる瞬間を見るのは楽しい。
厚い皮がめくれはじめ、中からピンク色した中身が顔をだしはじめた。
オシッコのすえたような、あの独特な臭いがツーンと鼻につく。
「咥えて」
言われるがままに、ピンクの愛らしいオチ●チンを口に含む。
洗ってないから臭いが強い。
でも、皮がズル剥けている、あの乾いた感じのオチ●チンより、生々しくて愛おしく感じる。
サオに手を添え、皮をずり下げながら、先っぽに舌を絡ませる。
「その舌使いも、過去の男たちに仕込まれたんだ? 凄いうまいよな…うっ、そこ、凄く気持ちいい」
彼の腰がビクンと跳ねた。
「歯がちょこっと当たるの、凄く気持ちいい…なんでそんなにうまいんだよ? お前、同棲している時、一日中チ●コ咥えてたんだろ?」
「そんなことしてないよ…」
「ウソつけ、凄くうまいし。どんだけ咥えてたんだよ?」
「30分…くらい…」
「そんなに? その間、元彼はなにしてんだよ?」
「私のこと触ってた」
「どこ?」
「アソコ?」
「アソコってどこだよ? ちゃんと言って」
「…………オマ●コ」
「ホント、スケベな女に調教されてんだな? 部屋の中で一日中オマ●コ広げて、元彼のチ●コ咥えてたんだ」
「酷い」
「だってそうだろ? それで、こんなスケベに調教されて。俺のなんか、全然舐めてくれないじゃないか」
「舐めてるよぅ…凄い好きだよ」
「皮かむってるじゃないか」
「皮かむっているのがいい」
「元彼のズル剥けチ●コを思い出しながら舐めてるんだ?」
今日の彼…なんかイジワルでしつこい。
でも、ちょっとSっぽくて、なにかを期待してる自分にも気づいていた。
つづく
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。
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