官能小説~女子的夜話~

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【第86話】言葉責め 1

2017.7.6

彼氏とドライブデートをしていて、ついポロッと口をすべらしてしまった。

「懐かし~」

「へ~、なんで?」

「ここ、元彼が住んでて、よく通ったんだ~」

なんていうか…クルマの中の空気が一瞬で変わったのがわかった。

「結構来てたの?」

「うん…まぁ…通い同棲って感じ」

それからは無言のドライブ。

ていうか…出会ったときから処女でも無かったんだし。

今さら元彼のことで不機嫌になられても困るんですけど。

気まずいままのドライブは続き、クルマはようやく私の家に近づいた。

けれど、彼はスルー。

相変わらず怖い空気をぴりぴりと発しながらクルマを走らせる。

どこへ行く気なんだろう?

バス通りを走り続けていると、ラブホが見えてきた。

彼はウインカーを点滅させ、クルマをラブホテルへすべらせた。

ホテルの部屋でも、彼はなんか怖い。

くつろぐ間もなく、後ろから抱きしめてきた。

「ダメ、シャワー浴びてない」

「元彼とは同棲してたんだろ? シャワー浴びないでしたことあるだろ?」

「それはあるけど…だめ、今日汗かいてるし」

彼は力強く、おっぱいを握りしめてきた。

「痛いよ…」

「元彼と暮らしてた時、どんな格好してたんだよ? 下着姿? それとも裸?」

「う~ん…覚えてないよ」

「ダメ。思い出せよ」

なんで、こんなバカバカしいこと言ってくるんだろう?

ウザイから、ちょっと虐めたくなった。

「裸…いっつも裸でいたよ」

そしたら彼、乱暴にギューって、おっぱいを握りしめた。

「なんだよ? いつもオマ●コさらして、やられてたのかよ?」

彼が無理矢理服を脱がせようとする。ちょ、乱暴だよ。

服が床に落とされ、下着も乱暴に剥がされた。

ショーツを脱がされた時、気のせいか、ツーンとした臭いが鼻を突いた。

「元彼を誘ってたみたいにしてみろよ」

肩を押され、私はベッドに倒れ込んだ。

「別になんにもしてないよ…普通に携帯いじってただけだし」

私はうつぶせに寝転んだ。

「いつも元彼から誘ってたのか? それともお前が誘ってたの?」

彼は服を脱ぎすて、裸でベッドに乗って来た。

「彼が触ってきたこともあるし…私が誘ったこともあるし…」

「どんな風に誘ったんだよ? してみて」

「え~」

面倒くさいな~と思いつつ、私は彼のオチ●チンに触れた。

彼のオチ●チン…なんかペタペタしてる。

「元彼の方が、太くて長かったんじゃない? 俺の小さなチ●コじゃ物足りないんだろう?」

彼のオチ●チン、中途半端に勃起してる。先っぽは、まだ皮がかむっている。

「元彼のチ●コは皮剥けてたのかよ?」

「ん…剥けてた」

「んじゃ、はじめてエッチした時、俺の包茎チ●コ見て、がっかりしたのかよ?」

「え~皮かむってるの、可愛いって思った」

「ウソつけ、ガキみたいとか思ってたんだろ?」

「だって、今までの人、みんな剥けてたし…包茎オチ●チンって、象の鼻みたいに伸びてて可愛いって思ったよ」

「バカにしやがって!」

乳首をぎゅってつままれた。私はあんまり乳首って感じないんだけど、今日は違った。

きゅーんとした痛みに、ぞぞっと来た。生理が近いのかな?

「お前ってチ●コ触るのうまいけど、元彼たちにしこまれたんだ?」

「そんなことない…」

「ウソつけ、先っぽのカリのトコの触り方、絶妙じゃないか?」

「だって敏感だから、感じるのかな? って思って」

「皮かむってるから敏感だって思ったんだ」

「そんなんじゃない」

彼ってオチ●チンに、こんなにコンプレックスあったんだ?

でも私は、彼の皮のかむったオチ●チンが好きだ。

触り続けていると、オチ●チンはトクン、トクンと脈を打ちはじめた。

脈打つ度に、オチ●チンは大きくなっている。

それでもオチ●チンの中身? 先っぽは顔を出さない。サオの部分から皮をずり下げる。

徐々に皮の先っぽが開く。

この無理矢理、皮をひん剥いているような感じがたまらない。

ムキムキ…ていうか、メキィ~ていうか、

包茎の皮が、無理矢理広がる瞬間を見るのは楽しい。

厚い皮がめくれはじめ、中からピンク色した中身が顔をだしはじめた。

オシッコのすえたような、あの独特な臭いがツーンと鼻につく。

「咥えて」

言われるがままに、ピンクの愛らしいオチ●チンを口に含む。

洗ってないから臭いが強い。

でも、皮がズル剥けている、あの乾いた感じのオチ●チンより、生々しくて愛おしく感じる。

サオに手を添え、皮をずり下げながら、先っぽに舌を絡ませる。

「その舌使いも、過去の男たちに仕込まれたんだ? 凄いうまいよな…うっ、そこ、凄く気持ちいい」

彼の腰がビクンと跳ねた。

「歯がちょこっと当たるの、凄く気持ちいい…なんでそんなにうまいんだよ? お前、同棲している時、一日中チ●コ咥えてたんだろ?」

「そんなことしてないよ…」

「ウソつけ、凄くうまいし。どんだけ咥えてたんだよ?」

「30分…くらい…」

「そんなに? その間、元彼はなにしてんだよ?」

「私のこと触ってた」

「どこ?」

「アソコ?」

「アソコってどこだよ? ちゃんと言って」

「…………オマ●コ」

「ホント、スケベな女に調教されてんだな? 部屋の中で一日中オマ●コ広げて、元彼のチ●コ咥えてたんだ」

「酷い」

「だってそうだろ? それで、こんなスケベに調教されて。俺のなんか、全然舐めてくれないじゃないか」

「舐めてるよぅ…凄い好きだよ」

「皮かむってるじゃないか」

「皮かむっているのがいい」

「元彼のズル剥けチ●コを思い出しながら舐めてるんだ?」

今日の彼…なんかイジワルでしつこい。

でも、ちょっとSっぽくて、なにかを期待してる自分にも気づいていた。

つづく

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藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。




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