「んっ…んんっ…はぁっ」
「あー…めっちゃ気持ちいいー。すげーもうすっかりスケベ顔になってるじゃん。塩崎ってカメラ向けられると盛り上がるタイプなのな」
太田先輩は、塩崎先輩の後頭部を押さえつけて喉の奥まで挿入し、カメラに向かってピースサインをした。その途端、パックリ開いた膣口から白い愛液が中からドロッと勢いよく流れ出た。相当興奮しているようだ。
「んんっ、おちんちん美味しい…っ、口まんこに精子いっぱい出してぇ」
塩崎先輩は、首を激しく動かし、夢中でペニスに吸いついた。自らの人差し指を中指を出し入れし、もう白目になりかけている。
定期的に聞こえるカメラのシャッター音が、彼女を煽っているようだった。
俺はどうしていいかわからず、ただ乳首を噛んだり乱暴に揉みしだくしかなかった。
「あ、いきそう、ごめん俺先に出すわ」
「ふうっ…んっんぅ…ふぅっ!」
太田先輩が上を向いて小さく「ああー」と喘ぎ声をあげた後、少し遅れて塩崎先輩も身体をビクビクッと震わせた。精子が気管に入ったらしく、しばらくむせていた。
「…っ、はぁっ、すごい濃くて苦い…」
塩崎先輩は、涙目になりながら、喉に残った残滓をうっとりと味わっていた。絶頂の余韻を楽しんでいるのか、それとも俺を挑発しているのか、大股開きのままいやらしく腰をくねらせた。泡立った愛液でぐっしょり濡れた大陰唇が、不思議な匂いを放っている。俺は我慢できなくなり、ついにベルトを外した。
「みんなに見られてると、すごくいい…いつもよりおまんこが疼いて我慢できないのぉ…菅原君、早く、奥…奥のとこ突いてぇ」
撮影役の竹内君がそっとコンドームを差し出した。目の前でエロい女が悶えているというのに、緊張して装着に時間がかかってしまい、焦らす余裕もなく熱い割れ目に挿し込んだ。
「ふ、あっ…きたぁっ…すごい、菅原君、届いてるっ」
「あ、うわ、すっげえトロトロ…」
温かな肉壁が包み込み、肉襞が絡みながらギュッと締めつけてくる。正直、やりまくってる人のものとは思えないくらいの締まり具合だった。正常位なのにグイグイ腰を振り、奥に当てようとしてくる。
「あっ、あっ、いいっ、おちんちん気持ちいいっ…もっと奥ゴツゴツさせてぇ」
「ここ、これですか…っ」
行き止まりの膣口に亀頭の先をグッと押し当てると、体を大きくビクンとさせた。
「ああっ、ひぃい…いいっ」
軽くいってしまったらしく、中がきつくて痛いくらいだった。俺のペニスは意志とは関係なく膨張を続け、破裂しそうだ。
「あ、はぁっ…中でどんどん硬くなってるぅ、やだぁあ、またいくっ…いっちゃう…っ!」
「塩崎先輩…っ、いってくださいっ」
「あっ、あっ、やばい、またいくっいくっ、とまんないっっ…あっはぁっ、ひああ…っ」
「…っ!」
本当はもっとよがらせるつもりだったのに、耐えられず俺も出てしまった。
先輩はとろんとした顔で余韻に浸っていたが、まだまだ物足りないらしく、腰をくねらせている。
撮影役だった竹内君が、とうとう脱ぎ始めた。さっき太田先輩が言ってた通り、かなりの巨根だった。色素が薄くまっすぐ伸びて、彫刻のようだ。ウーロン茶を飲んで小休止していた太田先輩も復活し、「よーし、俺も」と息巻いている。
じゃあ…とパンツを履こうとすると、塩崎先輩に手首を掴まれた。
「菅原君、まだいけるよね?」
「えっ、いやまあ…でも…」
「もっとたくさん欲しいの、ね?」
「いや、でも、俺は…」
男2人と目が合う。竹内君は黙って頷き、太田先輩は、「俺らでゴールデントライアングルだな!」なんて呑気なことを言っている。
塩崎先輩は、四つん這いになって俺らに尻を向けた。自分で尻の肉を掴み、ビショビショに濡れそぼった肉裂と小さな後ろの穴を広げてみせた。
「みんなで私のことめちゃくちゃにして…?」
悪魔みたいな女がうっすら微笑んでいた。俺は薄ら怖さと同時に、どうしようもない欲望がこみ上げ、再び下半身に血液が集まり始めていた。
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。