365日マネー女子宣言！（サンロクゴ）の官能小説～女子的夜話～-第48話「お兄ちゃん」後編-

「みのり、もうこれ以上は…」

ここで終わらせなきゃという気持ちと、もっともっとしたいという気持ちが、せめぎあっていた。

「なんでやめちゃうの？　こんなに硬くなってるのにやめたら可哀想だよ？」

みのりは、俺のジャージとトランクスをずり下げ、勃起したペニスに自らの肉襞をこすりつけた。

「やめ…みのり、どこでそんな…」

ゆっくりと腰を動かし、根本から亀頭まで何度も往復する。トロトロにとろけた大陰唇がペニスを外側から包み込み、まるで膣の中に入っているかのようだ。

「あぁん、これ、クリトリスが擦れて気持ちいい…お兄ちゃんも私のおま●こ気持ちいいでしょ？」

「ぐっ…う、うん…」

「ふふ、ねえ、お兄ちゃんのおち●ちんが素股だけじゃ足りないって言ってるよ。中に入りたいみたい」

みのりは、急に唇を押し付けると、舌を大袈裟に絡ませた。その勢いで、亀頭を肉襞にみしみしとめり込ませるのがわかった。

「んんっ…や、むぅっ」

本気で抵抗すれば簡単に押し退けられたはずなのだが、体に力が入らない。

「んんっ…ほら、ちょっとだけ入っちゃったよ…さきっちょがヌルヌルして気持ちいいでしょ？　どうする？抜く？」

「あうぅっ…もう…っ」

「あぁん、こんなに大きくて硬いおち●ちん、先っぽだけじゃ我慢できない…」

「みのり…っ、やめ」

その瞬間、みのりは一気に腰を落とし、ペニスを奥までくわえこんだ。

「う、あぁっ！」

「はぁあっ…ん、お兄ちゃんのおち●ちん根元までずっぽり入っちゃったぁ…」

みのりは恍惚とした表情を浮かべた。グチャッグチャッという卑猥な音を立てて、対面座位で激しく腰を振った。

「あーっ、これ、すっごい…奥に当たってすごい気持ちいいのぉ」

子宮口のゴリゴリという刺激に、目の前が白んだ。このままでは、中に出してしまいそうだ。俺はみのりの体を持ち上げ、ベッドに押し倒して無理矢理体位を変えた。正常位で奥までガツガツ突くと、みのりはさらに喜びの声をあげた。

「あーっ、この角度好きっ…！　突いてぇっ…お兄ちゃん、奥までたくさんズンズンしてぇ」

「ぐ…っ、やばい、これすげえ気持ちいい…っ」

今までのお返しみたいな気持ちで、めちゃくちゃに腰を振った。

「いいっ…すごいぃっ、おま●こがお兄ちゃんの形になっちゃう…っ」

「あーやばい、中がすげえ締めつけてきた…っ」

「あっ、あっ…なんか、ゾワゾワするっ！　お兄ちゃん、なんか変な感じなの」

「いいよ、そのままいけ…っ」

「やだ、怖い…っ！　くる、なんかくるっ…！」

「うぅっ、やべ、俺も…！」

「いっ…んんんっ！！」

「っ…うぅっ！」

「ふふ、やっぱり、しちゃいけない関係だといつもより興奮するね」

みのりが、嬉しそうに俺の腕にしがみついた。

「次は、お姉ちゃんと弟にする？　あ、嫁と義父もいいかも！」

「うーん、俺、義父役なんてやれるかなあ」

と、俺は思わず苦笑した。

しかし、妹のお尻に欲情する兄の役は、自分でもなかなかいい出来だった気がする。

みのりの大きなお尻を撫でながら、この人が喜ぶことはなんだってしてあげたいという気持ちになっていた。

藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』（メディアファクトリー）が好評発売中。