官能小説~女子的夜話~

官能小説~女子的夜話~

【第71話】「宅呑み(2)」

2016.10.20

河村君の意外な性癖に驚きが隠せなかった。

わたしはといえば、お風呂場にひっくり返り、だらしなく大股を広げている。アソコは河村君に丸見えに違いない。

「俺…普段からゼミで発言してるの見てかっこいいなぁ~って思ってたんだ。すごく気になってた。そんなキミが…まさか…」

「イヤだよ…はやく出て行って…お願い…見ないで」

「ムリ…こんな可愛い姿から目放せるわけないよ」

河村君はゆっくりと浴室に入ってきた。

床は、わたしのオシッコで濡れちゃってる。

「あ…足…汚れちゃう」

「気にしない…あとで洗えばいいんだし!」

股を広げたままの、わたしの前に河村君はひざまづいた。

わたし…アソコが丸見えなのに不思議と脚を閉じることも…手で隠すこともしなかった。

「エッチなアソコしてるね…こんなに白い肌で…美人なのに…凄く毛が濃い」

「いやぁ…やめて…見ないで…」

わたしのアソコに熱い息がかかる。彼が顔を近づけてきたのだ。

彼の指がビラビラに触れた。死ぬほど恥ずかしい。

「オシッコ…ずっと我慢してたの?」

その手でわたしの太ももをなでつけた。ひんやりとした感触。思いの外肉厚な指と手のひらが太ももに、ゆっくりとさすられる。

「凄い濡れてる、すごく可愛い」

すごく恥ずかしいのにわたしを…見て欲しいと感じてしまう。

太ももをさすっていた指先がアソコへ這い寄ってくる。

股の内側をさすられると、ヒリヒリした感覚が走る。指先が股の付け根に触れる。

そして…そっと外側へと肉が引っ張られる。クチュ…。

かすかな音が聞こえた気がした。

「ふふ…」

「なんで笑うの?」

「だって、すごく好みのアソコしてるからうれしくて」

「わたし…変なの?」

「変じゃない…ビラビラが厚くて…大きくて…イヤらしいよ」

アソコが引っ張られる感触。

わたしのアソコが見られている。

同じゼミというだけで、それほど仲が良い訳でもなかった人に、間近でアソコを見られている。

彼でもなんでもない人なのに、ビラビラを広げられてる。

アソコの奥から、とろりと何かが垂れ出してくる。

「あれ…なんかあふれてきちゃったよ」

息づかいをアソコに感じる。触れる息が熱い。

おかしいよわたし…イヤなはずなのに…もっと汚いところ見られたいと思っている。

その時、リビングに人の気配。トイレのドアを開けて、誰かが用を足す音が静けさの中に響いている。

河村君は何も言わずわたしを立たせ、タオルハンカチで拭いてくれた。

「いやらしくて、いい臭い…今日のご馳走だよ」

わたしはショーツをはき、二人でお風呂場を出た。

みんなには具合が悪くなり、お風呂で吐いてしまい、河村君に介抱してもらったと適当なウソをついた。そして、程なくしてお開きとなった。

スマホが小さく震え、河村君からlineが届く「こんどはもっと...」

おわり

コラムの更新情報を受け取る
受け取る 受け取り停止
メールアドレス:

藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。




バックナンバー