ラブホテルで彼がアダルトビデオの痴女ものを見ていた。もしかして彼は痴女好き? 私が痴女っぽく迫ったら、彼ったらまんざらでもない。そのまま、痴女プレイを続行することにした。
彼の包茎オチ●チンの皮をズリ剥いたら、「あぁ!」と、大きな声を上げた。
唖然…彼って、こんなキャラだったっけ? 本当はMキャラだったの? それとも、ノリで盛り上がっているだけ?
それでも、私は嫌な気がしない。それどころか、私の中のS気がムクムクと育っているように思える。
もっとイジメてみたい…。そんな想いが頭をよぎる。
私はガウンをはだけ、部屋の明かりの下、彼に裸身を晒した。
「私…キレイ?」
「はい…キレイです」
「うそ! さっきのビデオの女より、全然歳取ってるじゃない」
「でも、キレイです」
「さっきの人より、おっぱい垂れてるでしょ?」
「はい…垂れてます」
自分から言っておいてなんだけど…ムカついた! 私は彼の金玉をギュッと握りしめた。
「うわっ!」うわずった嬌声があがる。
「乳首の色はどう?」
「キレイです」
「さっきの女の方が、色はキレイだったとおもうけど…」
「はい、ビデオの方がピンクでした」
金玉を握る手に力を込める。くぐもったうめき声があがる。それでも私は容赦しない。
「私の乳首…黒い?」
「黒いです」
「誰のせいで、黒くなったと思っているの?」
「分かりません」
「あなたでしょ! あなたがさんざん舐めて黒くなったの!」
金玉がギュリっと拳の中で動いた。
「うっ!」
金玉は急所だということは知ってる。子どもの頃から、金玉を蹴り上げるような漫画はあった。お笑いでも、股間に当たったら「キン!」とか、効果音がしたりしたし。
でも、どれくらい痛いのかは知らない。想像はつかない。どうせ男だって、生理のきつさは分かるわけがない。
私は彼の顔をまたいだ。そして、ゆっくりと、腰を落としはじめた。
「私のオマ●コ見える?」
「はい」
「どんな風に見えるか言って」
「ビラビラがはみ出してます。あぁ…黒い…ビラビラ黒いです」
こいつは~! 無性に虐めたくなった。そのまま、彼の顔にオマ●コを押しつけた。
「舐めなさ~い! 黒いオマ●コ、いっぱい舐めるの~」
ピチャピチャ…クチュクチュ…
力んだ舌がビラビラをまくるようにうごめく。舌をとがらせて膣を刺激したり、自ら腰をくねらせ、クリトリスを鼻に押しつけたり、肥大した黒いビラビラを吸われたり…
チュバ、チュバ…
体液が糸を引くような、粘着系の音に興奮する。
私は腰を浮かして、
「どう? 美味しい?」
と尋ねた。
「美味しいです! オマ●コがヌラヌラに濡れてます。あぁ…クリ●リスが勃起してます。ピンクのクリ●リスが、顔を出してます」
ここまでくると、なんだか可愛いペットのような気がしてきた。よく、バター犬にオマ●コを舐めさせるとかいう冗談を聞くけど、ぺろぺろ舐める輩は犬と呼ぶのがふさわしい気がしてきた。
腰の位置をずらして、クリ●リスを舐めやすくする。彼の舌がクリトリスをなぶる。
「うん…ん…」
やばい…クリ●リス、敏感になってる。いつもより、感じてる気がする。
レロレロ…レロレロ…とがった舌先でクリトリスが転がされる。
オマ●コ舐められるのは、快楽と言うよりは、奉仕してもらっているようなS気の部分で気持ちがいい。けれども、クリ●リスはダイレクトに気持ちがいい。
チュバ! その時、彼がクリ●リスを吸った。
チュバ、チュ、チュ~!
クリ●リスに吸い付きながら、舌先で転がす。
吸われて、鬱血したかのような敏感さを、とがった舌が刺激する。
「はぁ…はぁん~!」
いつもより刺激が強い!
腰を掴まれ、逃げられなくなってる。敏感な部分に吸い付きながら、執拗に舐めあげる。
「あぁ! は、はっ!」
クリ●リスいい…もっと気持ち良くなりたい…
私は腰を浮かし、彼の腕から逃れ、そして、勃起したオチ●チンにまたがっていた。
目を閉じ、一心不乱に腰を動かす。奥の方、気持ちいいところに当たるように。前後に、あぁ…動かして…そこ、奥がいいの!
ギュブ、グブグブ…チャ…クチャ…
オマ●コが濡れてる音、お漏らししちゃったみたいな音してる。
奥いい。でちゃう…でちゃうよぅ…奥当たってる、すごく当たって、気持ちいい!
腰を動かして。オチ●チンが気持ちいいところに当たるように。
もっと、もうすぐ、イケる。もっと、あぁ…その時、
「ああっ!」
彼が叫んだ。私の中に熱いものが放たれた。
ビクン、ビクン!
私の中で、脈打つ肉棒。快楽が一気に冷めた。
パシン!
思わず、平手打ちがでていた。
藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中。
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