365日マネー女子宣言！（サンロクゴ）の官能小説～女子的夜話～-第25話雷雨　(後編)-

磯部は植村の目を見ながら、もう一度硬茎を口に含んだ。首をひねって勢いよく咥えこみ、捻りを加えた動きでジュポッジュポッと激しい音をたてた。唇をすぼめ、髪を乱して一心不乱にしゃぶる姿は、痴女そのものだった。

「はぁっ…植村さんのお●んちん、美味しい…っ」

手で硬くいきり立った男根をしごきながら、睾丸に吸いつく。玉を口内に含み、弄ぶように舌で転がした。

「ちょっ…磯部さん、やめっ…出ちゃうからっ…！」

「あ、ほんとだ。もう恥ずかしいくらい膨れ上がってますね。でもまだイッちゃ駄目ですよ」

磯部は素早く体勢を変え、自らの肉壺に亀頭を押しあてた。そして腰を振り、ぬかるんだ肉に擦りつけた。

そのままゆっくりと、腰を下ろし、肉襞が亀頭をズブズブと咥えこんだ。

「はっ、あっ、あっ、ああっ挿ってるぅ…っ、植村さんのお●んちん、奥まで挿っちゃってる…！

「うあぁっ…」

「あーっ、いいっ、いいっ、お●んちん気持ちいいっ」

貪るように腰をグラインドさせ、奥の一番気持ちいい場所に押し当てる。植村は、射精してしまわないように意識を集中させるのに精いっぱいだった。

「あはぁっ…あっ、当たってるぅ、好きなところに当たって腰が止まらないのぉ」

磯部は身体を傾け、植村の顔を両手で押さえて激しく舌を絡ませた。髪をかき乱し、歯の裏側まで舌を入れ、涎を啜った。

「はぁっ…気持ちいい？　私のおま●こ気持ちいい？」

「おっ…奥にコツコツ当たって、すごい、気持ちいい…」

「嬉しい…私、さっきから植村さんとハメたくてずっとウズウズしてたの…。お願い、下から突き上げて…」

腰を動かすと、磯部の肉襞はさらに歓び、ギュッと硬茎を締めつけた。

「ぁあっ、んはぁっ！　好き…っ硬いお●んちん大好き…っ！」

「…くっ…ダメだ、もう出るっ…」

植村は身体を起こし、無理矢理正常位の体勢に持ち込んだ。磯部は、陰茎を引き抜かれて一瞬不満げな顔をしていたが、一気に奥までねじ込むと、再び歓びの声をあげた。

「いっ…んんっ、すご…いっ！　中で膨れてる…っ！　もっとぉ…もっとしてぇっ」

「はぁっ…はっ、ああっ」

「ああーっ、いいっ、いいっ…そこいいのっ！　そこっそこっ、あっ…イクッ、イキそうっ」

夢中で腰を打ちつけた。美しい女が乱れ喜ぶ姿は、たまらなく扇情的だった。

「あっ、あっ、気持ちいいっ…！　いいっ、いっ、イキそうッ…！」

「すみません…っ、そろそろイキます…っ」

「あぁっ、ダメ、もうダメッ、イクッ、イクイク…ッ！」

「出るっ…！」
「……っ！！！」

磯部の腹部に、ビュルルルッと勢いよく白濁液が飛び散った。磯部は上半身をのけ反らせたまま、何度か身体を痙攣させた。
虚ろな目で大きく息をする磯部のお腹を、植村は甲斐甲斐しくティッシュで拭いた。

「あの、すみません…おっさんなもんで、長く持たなくて…」

「そんなこと…気持ちよかったですよ」

自分よりもずっと年下の女性に慰められているようで、なんだか情けなかった。

「私、植村さんのお●んちんすごく好きです」

自分ではなく、性器に告白されてしまった。しかし、悪い気はしなかった。

「だから、寝る前にもう一回だけ、ね」

「ええっ」

ニコニコと屈託ない笑顔で言われると、断れなかった。
雨はまだ続いている。長い夜になりそうだった。

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藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』（メディアファクトリー）が好評発売中。