現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

【第11話】いろいろなお客さんno4

2014.10.21

巨漢のお客さん。安藤(仮名)といざプレイ……。

ち、違う、まずわたしから攻めさせてよ!!さっさとヌイて終わりたいのに……。
プロらしくあくまで顔では気持ちよさげに…。

心に暗雲が立ち込めながら…眼鏡を外した安藤(仮名)のペースに持って行かれたデリヘル嬢のわたし。
安藤(仮名)の薄い唇が言葉を発しかけたわたしの唇を塞いだ。

わたしのプレイスタイルは基本攻め。
こーやって始めから寝かされお客さんに攻められるのは正直3回目位だった。

女の子の紹介の欄にわたしは『S嬢・痴女系・M男大好き♡』なーんて謳っていたから、わたしをパネ指してくるお客さんは大概M男。
…と、言っても本当のわたしは自他共に認める生粋の真性M嬢だ。

プライベートでのセック○に限っては、縛られたり、猿ぐつわをされたり、時に後ろの禁断の穴を彼に犯してもらう程の変態なのに…
お店でその真逆を謳うことで弱々しいM男が来ることを見込んで『S嬢』を謳った。

なぜ?

仕事で『M嬢』を謳うと無茶をするお客さんがいる。
だったら余り負担のない攻めの方がいいと思い店長に言ってそうプロフィールに書いて貰ったのだ。
のに……。今は攻められている。乱されている。
ヌメッと温かい涎の糸を引きながら安藤(仮名)の唇が離れた。
離れた唇が空気に晒される。

「あのー、す、すみません、安藤(仮名)さんってMですよね?攻めさせてください。」
震える声音で乞うた。
安藤(仮名)は、え?と言う瞳を向けわたしの小さな胸に眼を落とし…
そのまま尖った乳首を生暖かい口に含んだ。

「い、いやん、ああ」
空から嫌らしい嬌声が訊こえると思ったら、
優しい愛撫に心底感じてしまい、官能の渦にまかれていく…
演技ではないわたし自身の乱れた淫声だった。

小さな乳首をコロコロと舌先で転がす巧みな口戯はわたしの子宮を疼かせる。

いつの間にか安藤(仮名)の右手がわたしのあわいを撫で始め、薄い毛の奥に潜む秘裂の入り口をリズミカルに上下にじらしながら弄ぶ。

「いや、いや、やめてぇー」
言葉はそう言いながらもみだりがましくわたしは自ずと股を開いていた。
仕事である事を忘れていた。と言ってもいい。

「どう、気持ちいい?俺、Mだけど女の子を感じさせるのが好きなサービスの方のMなの……。綾ちゃん、もっと、乱れていいよ。俺別に射精云々よりも綾ちゃんのイク所が見たい……、もっと、開いて」

朴訥な安藤(仮名)からいやに長い台詞が飛び出して来た。
拍子抜けと共に上手い悪戯な指がわたしの最も敏感な花弁をゆっくりと撫で上げる。

「え、ああん、で、でも、」
言いながら身を捩りながらもやっとの思いで安藤(仮名)のイチモツを握った。

(嘘!?)

さっきシャワーを浴びた時はシメジだったのに。
今はわたしを見て感じてくれたのか分からないが、それは立派なエリンギ大になっていた。
先端からタラリと官能のエキスを流していて、わたしはそれを握り締め少しだけしごいた。

「ううっ」
安藤(仮名)が呻く。

眉間に皺を寄せながらわたしのクリを押し潰した。
ぴちゃぴちゃと水溜りで遊ぶ子どもの音がする。
溢れる愛液はとめどなく出て来る。
わたしも呻いた。
互いに秘部を愛撫し合う。
刹那的なこの空間。
その度に訊こえる男と女の甘い吐息と乱れた呼吸。

「はあ、はあ、もっと、ねー、もっと触って……」

お客さんなのに、わたしは女になりました。

すみません!!最終回は次回!!
お楽しみにー。(うまく終われませんでした)

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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