現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

【第17話】店長はオンナ好き?&わたしが彼の店で働く理由

2014.12.9

はい!!ぶっちゃけ、店長及び、このフーゾク業界を業にしている男性従業員はオンナ好きです。言い切っちゃいます♪

あわよくば店のオンナのコと仲良く(タダでH)とか、

フーゾクをビジネスとして捉え従事しているであろう男性も

わたしからしたら、ふーん。と首を傾げるだけ

手厳しい言及をするようで心苦しいですが

結局オンナがいないと成り立たない業種。

オンナが働いてなんぼなので。そー思っちゃうのかも。

不遜な言い方かも知れませんが、楽だと思ってこの業界に来るんじゃないのかな?

だってスタッフって『訳あり』の人が多いもの。

わたしが知っている内勤スタッフなんて

面接の日にスーツケース1つで来てそのまま住み込みで勤務することに。

「えー!!あなたの所持品はスーツケースだけなんですか?」

歳も40歳過ぎの無精髭のもっさいオトコ。

転々とフーゾク店を歩き渡り結局普通の仕事にはつけずに、西へ東へ。

フーゾク嬢もそうですが、内勤スタッフも

このフーゾクのカテゴリー内でしか働けないみたいです。

あ、話しがとっても蛇行しましたが

この業界のオトコはオンナが好きじゃないとやっていけないのが現実でございます。

然し…オンナの裏を見過ぎて嫌いになる恐れもあるという業種。笑。

わたしの彼も店長ですが、「俺はオンナ好きとは違うから」って言っています。

「どーだかーねー。」

わたしに店のオンナを合わそうともしないし。軽い嫉妬。

オトコはオンナが好きに決まってんじゃん!!

長いフーゾク歴の中で何百とオトコと接してきているから余計そー思ってしまうの。

まー、オンナに囲まれた業種なので覚悟はしていますけれどね!!

人の気持ちは変わりますし……。一寸先は闇みたいな?あれ?使い方違うかね?笑。

彼はわたしのことを一応好いてくれています?微妙ー確信なし。(泣)

が、が、しかし、わたしは彼の店で働いています。

え?どーして?好きなオンナを他のオトコの元に行かす?

ってか不埒ですよね?実は出会った頃、彼はわたしがデリヘル嬢だと知りませんでした。

が、やっぱり店長。他のお店のサイトを隈無くチェックします。

そこでバレてしまったのです。

他の店に従事しているわたしの本人写真を見て……。

今も在籍していますが、そのお店は『嘘・偽りないお店』を謳い文句にし、本当に本人の写真しか使わないの。

わたしは基本ひっそりと働きたい主義なので、え?どんな主義?笑 写真を撮って貰ったことなかったの。

でも、その店は半強制的に写真を撮られてしまい

顔にモザイクがかかっていてもなんとなーくの風貌でわたしって分かるんです。

見る人が見れば(あー、これ綾ちゃんじゃん)みたいな。

この写真ヤバいかも?

と内心ドキドキしながら出勤していました。

で、ある日言われたのです。

衝撃的な事を。
「○○の○○って綾だよね?」

と。

キターッ。やっぱりバレたか。

その時は
「ち、違うし」
としらを切り通しましたが、それも後の祭り。

わたしの出勤欄をチェックし出しそれに合わせて電話をして来たり、メール攻撃だったりって。

プレイの最中にも電話にメールって。

仕方がないので開き直り言いました。

「そっちだってデリヘルの店長じゃん!!わたしが働いて何が悪いのー!」

「開き直る気かよ、だったら俺の店で働けよ」

え?そっち?拍子抜け。あれ?って。

「他の店で働くのはいけないのに、そっちの店ならいいんだ!」
と躍起になり言い放ちました。

彼は
「本当は働かせたくないよ……、でも、俺の目の届く所ならまだまし……」
と。

うーん。ホテルにお客さんと一対一になるのに、目が届くとか……。

意味が分からん言葉をつらつらと並べられ説得されてしまいました。

まー、わたしが頑に「まだ、現役風俗嬢を辞めれない」と言い通したのもありますが。

「綾、何でそんなにがんばるの?」と、言われたこともあります。
(え?わたしなんでフーゾク嬢をやってんだ?)

と、この流れに便乗(またか?笑)し

次回は「フーゾク嬢になったきっかけ。綾の場合」デス。

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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