現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

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【第113話】40歳の壁

2017.4.25

風俗バイトをしている風俗嬢なら、一度は聞いたことがある『40歳の壁』という言葉。

昨今は風俗嬢の年齢もぐっと上がり、熟女系のデリヘル店やソープ、箱ヘルなどがありますが、圧倒的に単価は安く、体力・気力の問題も相まって、若い時よりも稼げないのが現状です。

というか、あたりまえなのです。

風俗求人サイトにも、熟女系の風俗求人募集がたくさんあります。

熟女系の風俗求人募集を見てみると、『40歳からでも稼げます』と書いてあるところがほとんど。

超熟女のデリヘル店には、80歳の方もいらっしゃると耳にしました。

『高齢者風俗嬢』という本がありますが、風俗バイトにもやはり『壁』はあるわけです。

加齢とともに、風俗嬢の市場価値が下がっていく。

たとえば新人の風俗嬢が入ってくる場合。

少子化で、若い子が重宝される傾向にあります。

デリヘルが世に出回った頃に従事していた年齢の風俗嬢が、ちょうど今、40歳の壁にぶち当たっているわけです。

そうなると、若いときからデリヘルや箱ヘル、ソープなどにいると、40歳になったとき、風俗の世界でしか生きて来なかった場合。

その年齢からの転職も難しい上に、あまり社会に馴染んではいないので社会復帰も危ぶまれます。

人間、先のことなどあまり考えないで、先走ってしまう傾向があり、40歳になったとき、風俗嬢以外になにが出来るのか?ということも視野に入れておいたほうがいいですね。

しかし、その逆で、40歳から風俗バイトを始める方もいます。

熟女系風俗求人の効果ですね。

『あたしでも、まだ風俗バイトができる!』という広告です。

風俗バイトの年齢の幅は、ものすごく高いです。70歳まで。元気なら何歳でも。見た目重視。などと書かれています。

風俗バイト、特にデリヘルは、40歳からでも安易に始められる仕事かもしれません。

でもなぜ、40歳から風俗バイトを?と思ってしまう節もあります。

興味本位なのか。お金のためなのか。女の値打ちを再確認したいのか。女を最後まで売りたいのか。

動機は様々なので、なんとも言えませんが、40歳で風俗を上がる風俗嬢もいれば、40歳から始める風俗嬢もいるのは、これこそある意味、『40歳からの壁』です。

『高齢者風俗嬢』という本の中にも出てきましたが、80歳のデリヘル嬢さんは、ある種尊敬しますね。

健康でなければ出来ない風俗バイト。

風俗バイトって、基本的に身体だけあれば出来る仕事です。丈夫な身体さえあればいい。

女という武器を駆使して行う風俗バイト。

『40歳の壁』はもしかしたら、過去の言葉になっているのかもしれませんね。

そのうち、『50歳の壁』になるかもしれないですよ。なんて(笑)。

けれど、『40歳』は人生の分岐点でもあります。

若いからいいや!ではなく、遠いような近い将来を見据えて風俗バイトに勤しみ、のちのち後悔のないよう、『40歳の壁』を迎えて欲しいと思います。

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。

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