現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

【第20話】フーゾク嬢の正直しんどい

2015.1.6

新年あけましておめでとうございます!!

ってことで今年も『地獄でほっとけ』をよろしくお願いします♪

さて、今年発コラムは、『フーゾク嬢のしんどいこと』です。

正直いろいろしんどいです。あは。こー言っちゃー。身も蓋もない。(白目)

フーゾクのお仕事は楽そうに思われがちなのですが、楽じゃないです。

究極の接客業。んー、真っ先にしんどいこと。始めて会うお客さんとの会話。

率先して喋ってくださる方なら良いのですが、わたしは結構人見知りの上、話しベタ。

会話が続かないのがきついなー。

たまたまお客さんがラブホの待ち時間で無料の映画を見ていたのね。

それ、わたしも見たかった映画で、

「あ、これ、わたしも見たかったのです」

と言ったら、

「あ、そう」

「……」

え?それだけですか?

無言の空間の中、映画に見入っているのか?

それともわたしがお気に召さなかったのか?結局その映画を最後まで観る羽目に。

わたし的には観たかったし、

でも、シャワーも、えー、どうしたらいいの?120分間格闘していました。

「じゃ、シャワーするか?」とお客さんが言葉を発した瞬間

『ピピピピ』とタイマーが鳴り……。

部屋は、気まず~~~~~い空気に。泣

あ、その後は

「あー、時間ないねー、帰っていいよ」と言われ。

お金もキチンと頂き、映画だけ観てって。

肉体的には楽でしたが、精神的に辛かったー。

時折、「あ、好きな物飲んでいいよ」「好きな物食べていいよ」って言われて

何もしないで喋って終わり。という変わったお客さんがいます。

逆に疲れるー。疲弊いたします。

どうやらわたしは談笑よりもプレイのが気楽です。笑。

しんどいこと2は

遅漏です!!

初めてお会いする方に限っては最初に聞かないといけませんね。

『早いか?遅いか?』と。

まー、おったまげたお客さんがいて、

フェ○を執拗にし、フェ○でもイカないので唾を垂らしゴシゴシ扱きました。

いい加減に手が疲れてきます。右手・左手・右手・左手と交互に必死に扱きました。

「あー、あのさー、俺、入れないといかないんだよね」

「……」

絶句。

てか、早よー言えよ!!

手が腱鞘炎寸前だわ!! それも「入れないとイカない」なーんて。

おい!!待てーっ!!デリヘルだよっ。

本番はないし!!

と激怒いたしました。

最後は「見ててあげるから自分で出して、それしかないじゃん」と言い

遅漏…もとい『入れないとイカない』お客さんの公開オナニーを横目で傍観。

あれれ?あっちゅー間に果てました。

そのお客さん。もしかしたら、『入れないとイカない』は嘘だったのでは?(白目)

しんどい3は…ずばり!

ワキガのお客さんです。

臭い。泣 

シャワーをする時、わたしはいつも逸物から洗うのですが、

ワキガの方に遭遇した時は、真っ先に脇から洗います。

「あーそうですね、お仕事帰りなんですねー」と、

世間話をしながら泡立てだソープで脇をあくせく洗います。

あ、洗っても臭いんですよね。

男性の男らしい体臭は好きですが、ワキガだけは無理っ!

そのワキガの方に限って腕枕をしたがる。

あー、いいってば。腕枕は。

いらないよ。

とも言えずにうなだれて素直に時間まで堪えます。泣

後は、

んー。

おらおら系のお客さんがフェ○をしている時、頭を抑え喉を犯すとか。

「オエッー」となるのがいいとか言うんだもの。こっちは吐くわ!!

(実際吐いたことがあります)

「俺、潮噴かすことが出来るよー」と自信満々に言い

指マンを強引にする人とか。(もの凄い潮を噴かされましたケド。あはは)

正直じゃなく、リアルにしんどいわ!!

これもお仕事と括り頑張りましょうね♡笑

次回はー、フーゾク嬢の心の病です。

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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