現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

【第7話】待機場あるあるぅ?

2014.9.23

「でさー、彼がさー、でねー」

白い煙を燻らせながらあたかも自分の彼氏のように話すB子。
わたしは鼻で笑ってしまう。

てかそれってホストじゃん!

嬉しそうに「お店でナンバーワンなんだよー」って自慢しながら話をする。


ホストの話で盛り上がる待機場。
よくある光景です。風俗店。個室ヘルス・デリヘル・ソープ等。必ず待機場所があります。わたしははっきり言いますと待機場所は嫌いです。笑

今は自宅待機にしています。風変わりな方(まー個性が強い)が多いので疲れたの。

1人でスマホのゲームをやっている子や、何人かで談笑する子。寝ちゃっている子や、待機場に戻ってきても直ぐ仕事が入り全く待機しない子等。多種多様に様々な子がいます。

後、女特有の僻(ひがみ)
「もうー、あの子ばっか仕事いってさー」ってスタッフに悪口を言う。

でもそういう子に限って努力していないんです。

待機場にいない子はそれなりにお客さんを持っていてなるべく待機しないようしています。
待機は本来長くするものではないから。

大勢いる中でぽつりと1人だけお仕事につかない子もいます。
スタッフも「焦るわー。」と嘆いていました。

わたしは結構色々な待機場に行っていますが、熟女店の待機場がこれまた笑っちゃいました。
炬燵に入り丸々と膨よかな熟女さんが煎餅をかじって談笑しているではありませんか。
なんとも微笑ましい光景でした。
熟女になればなるほど確執などなくなり皆仲良しになる傾向があります。
熟女さんは貫禄がありますね。雰囲気もよかったですし。

若い子のいる待機場は逆に殺伐としていました←怖い。
で、決まってホストやら彼氏にメールか電話。

お決まりパターンです。

別に待機するのに決まりはないし、仕事の間の待ち時間なんですが、女って浅ましい生き物ですねー。しかし。結局皆ライバル的な。ライバルはいいけど待機が嫌で辞めちゃう子もいるから。スタッフも気を使いますよね。

「わたしがこの店のナンバーワンになってやるー」

「あの子には負けたくない」と言っていた子がいましたが。笑

なんでしょうか?デリヘルにナンバーワンとかはあるんですか?と言ってやりたかったです。笑
結局個人営業なのでナンバーワンとかはないんだよー。店にお客さんがつくのではなく女の子自身につくんですよー。と言いたかったけど、髪の毛を引っ張られそうだった(笑)のでやめました。

この子は待機している間中ずーっとホストにメールしていました。←しっかりして!!恋は盲目?わたしと同い年位だったのに。

ホストに狂ってしまう女が多いなーって。皆が待機している中での大きな声の長電話。そりゃー腹も立ちますよ。
他の嬢は寝たフリしていたり、その子に便乗して話を合わしたりしていたけど。
迷惑にならないよう待機をして欲しいって。つくづく想いました。

『チッ』と舌打ちしたお姉さん。あなた勇気ありますわ。
わたしは心の中で(よっしゃー)とガッツポーズをとりました。笑

女は3人集まるとろくなこと話さない……。うん。長年の経験からそう想います。(白目)


次回は『嫌なお客さん、no,1』です。

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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