現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

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【第29話】風俗嬢になって良かったこと

2015.3.17

世の中には、風俗嬢=薄倖(不幸せ)というイメージがあるかと思います。単なる偏見だと思うのですが、まだ世間の見方は辛辣かと。

なので「風俗嬢になった良かったこと」なんてあるのぉー?と言う疑問を払拭していきたいと思います。

真っ先に言えるのことは、「男性の扱いがうまくなる」こと。

男性が苦手だった女のコが、デリヘルを始めてから、男性恐怖症を克服したという話を聞いたことがあります。

「え?嫌いなのになんでわざわざ男性と真っ向から接するデリヘルで働いたの?」

と聞いたところ、「嫌いだから、あえて選んだ」と言っていました。

その結果、男性を別の角度から見られるようになり、自分に自信を持てるようになったと。

自分に自信を持つ。そう、風俗はほとんどが裸体で接客するわけです。

着飾るものがない。自分の身体や接し方が価値とされてしまうこの仕事。

自分を磨かなければ商品になりません。ダイエットだったり、エステだったり、ネイルだったり。その努力こそが指名にも繋がるし、自分磨きは大いなる自信に繋がります。

普通のOLさんの何倍ものお金を短期で稼げてしまうお仕事。

ですからその分だけ自分に投資し、綺麗にしておかないとならないのです。見た目も中身も。接客をしているといろいろな男性に出会うわけですが、そのなかで得るものも多々あります。

これも、風俗嬢になって良かったことかな。

デリヘルを利用するお客さんにはいろいろな職種の方がいらっしゃいます。

「えー、そんな仕事あるんだー」

「え?株ってそんなシステムなの?」など、たくさんのお話が聞けたりするので、なるほどーと頷くこともしばしばあり。勉強にもなります。

風俗一本だと視野が狭くなります。なので、せっかく何かの縁で知り合ったお客さんにひとつでもためになる話を聞けたらラッキーではないかと思います。

話を聞くだけではなくて、話をするのもお仕事の一つです。

聞き上手、話し上手になれるのも風俗嬢ならでは。いつの間にか、上手ーく、コミニュケーションが取れるようになってきます。場数を踏めばコツをつかんで、男性の喜ぶ言葉などが分かってきますね。

後は、んー、良いことなのかな?(笑)

“あっち”のテクニックがに自然についてしまうことです。

良いんだか悪いんだか。白目

彼、もしくは旦那さんに内緒でお仕事をしている場合。

お仕事のときのようにしてしまうと「おお!? 気持ちいいー」と喜んでもらえるかもしれませんが、

冷静に考えると『あれれ?こいつこんなに上手かったっけか?』などど、怪しまれる恐れもあります。

デリヘルの延長線上で上手くもできないし、かといって、わざと適当にするのも相手に悪い。

んー、悩みます。

何事も上手くなるのはとっても良いこと。ですがベッドでのことは上手くなりたくないー!と声を大にして言いたいです。

でも上手くなっちゃうんですよね。これがまた。フフフ。演技力が付きます(笑)。

最後に、風俗って高額なお給料を頂けるのでお金に対しての価値観も自然と身につきます。

自分で稼いだお金、何に使うのかは自由です。ですが、将来的に向けて、普通では考えられないくらいのお金をたくさん貯金できるのもこういう仕事をしているから。

身体を張っているんだもの。夢を持ってお仕事をして欲しいです。夢を売りながら夢を持つ。わたしは風俗ってある意味すばらしい仕事だと思っております。

この先風俗で働いてみようかな?と考えているそこの貴女。夢をもって仕事に望むならばきっと良い方に転がるとわたしは思います!!

次回は「オンナのコのオナニー事情」デス。

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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