現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

【第71話】「Mなお客さん」

2016.2.2

さーて今回のお題は、風俗に来る『Mなお客さん』です。

って、基本ね、『デリヘル』に来る男性って、M気質な方が多く、箱ヘルスに出向く人はS気質な方が多いです(あや統計)

あたしは、風俗の中でもデリヘルや箱ヘルにも従事しましたが、お客さんの質は、デリヘルと箱ヘルスでは人種が明確に違いました(酔っぱらいはデリヘルの方が圧倒的に多い)。

デリヘルはホテルには出向くけれど、女の子を待つ側なので、受け身。

箱ヘルスは女の子の所に出向くので、攻め。

なので、風俗でもデリヘルで女の子を呼ぶ方って意外に思われがちだけれど、『M』の方が多いのであります。

自称M。ややMかなぁ?。と、少し謙遜気味の方。

見るからにMの方……等々。

しかしながら、Mっていっても、ただのマグロの人もいます。

まぁその場合…Mなのか、はたまた、Sなのかは見分けがつかないことも。

『お金を払っているんだから、プロのサービスを』

『彼女の前では、攻めを演じるけれど、風俗に来た以上、絶対に攻めたく無い』

という、割り切って遊んでいる方は、多分に私生活はノーマルだろうかと。

Mといっても様々ですが…どんなお客さんなの?と気になりますよね。

ではここで一つ、ある日のMなお客さんのお話を。

『ああ、お、お願いします』

恥ずかしそうに声を発し、羞恥心を露にする…。

本日のデリヘルのお仕事のお呼ばれ先はやや若目の男性のお客さん。

まあ、見るからにMっぽかったけれど、『じゃあ、洗いますね』と、一緒にシャワーを浴び、股間を弄ること、数秒。

ああ、と、小さなため息をもらし股間はみるみる膨張。

『うわー!すごい!大きくなっているよ』

何の気なしに、素直な言葉を述べたら、顔を両手で覆い隠し、『あん、ダメ。恥ずかしい』と、やや女よりの声音を発しつつ、ささっと、シャワーを浴び出てしまいました。

で、その後、部屋に戻ったら、『ん?なにごと?』というくらい部屋が暗黒の世界に。(あたしは目が悪いので、あなたの顔など直前まで行かないと、見えません)

あたしは真っ暗の中、風俗を利用してくれたこのお客さんを攻めていきました。

乳首を舐めたら、『ああー!』

うるせーよ

と、言いたくなる程の大声をあげ、『え?なに?どうした?』

あたしは、何も見えないのに、声をかけると、『ああ、す、すみません。僕は、乳首が性感帯なんです』

『感じるの』

『はい、あ、とっても。あと、』

もじもじしながら、何かをいいたげな態度。あたしは、先を促した。

『あと、なあに?』

『あと、チン○よりも、お尻が、好きです

『……』

あたしは、赤ちゃんのおむつ替えをするよう、足を持ち上げ、菊の蕾にそっと指を差し込みました。

『ああー!ああ、いいっ』

お客さんの声はワンオクターブ大きくなって、腰を浮かせました。

指にサックを装着し、執拗に穴を攻めました。

お客さんはまるで、女の子のように、あんあんと喘ぎ、(汗)

あたしは、その後、尻の穴に指を突っ込んだまま、棹を扱き、見事に射精。

『わー、両方ともすばらしく良かったです』

ご満悦な笑顔を向け、お礼の言葉を述べられました。

『あなた、超?Mだよね』

質問じゃあなく、断定のつもりで言葉を告げました。

こんなに、穴が感じるなんて。

もう、変態!とは、言わなかったけれど。フフ。

『あ、わかります?』

は?わかりますだ?尻の穴が好きな人はMなの。

『そう、M、なんですよ。でもね、』

お客さんは、そこで、一旦言葉を切って、あたしに、左手を見せた。

え?なあに?

部屋が明るくなったので、今、まじまじと、お客さんの方に向き直った。

(わ!よくみたら、イケメン。って、え?あ!)

『も、もしかして』

『そう、もしかしてなんですよ』

彼の左手のお姉さん指には、キラリと輝くプラチナの輪っかがはめられていた。

あなた、風俗があってよかったね。笑

次回は、『風俗嬢になった理由』デス。

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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