「うーん、この人はデカそうー」
「えー、何となく小さそうねー」
「この人……。わからんなー」
あや、心の呟き全集。何のことかはお察しのこと。フフフ。
それは、お客さんのあそこ(以下、チン〇)の大きさです。わたしくらいのベテランデリヘル嬢(自分で言うなー)ともなると、お客さんとの最初の会話でその人のチン〇のデカさが大概分かります(膨張前)。
で脱いでー、シャワーに。ソープを泡立てて、胸から順繰りに洗い下半身に降りてきます。とー、ここで、やっと堂々と観察できるわけです。
「あ、ビンゴ!」
よーくありますね。が、しかし、常識を覆すのが膨張率です。
「あー、まあ、こんなくらいね。余裕、余裕」と、鷹を括っていたらさあ、大変!
お口でプレイをしていたら、やおら膨張してきたチン〇を咥えるのが苦しくなり、口の中に収まらないこともしばしば。こういうお客さんに限って、遅漏だったりいたします。
い!
で、結局ローションになるんですがね。ローションはデリヘル嬢の必需品。ローションに頼りましょうー。
デリヘル嬢に限らず、どの風俗嬢にもいえる理想は、大きいの!じゃなく、小さいのでもなく、太いのなんか、嫌で、細いのは除外。
え?じゃあ一体どんなチン〇が理想なの?
それは、それは、『シナリオどおりすんなりとプレイが進み、終わる。これが一番理想』です。(笑)
プライベートだったらね、大きさ、太さ、逞しさ、タフさ、にこだわるけれど。
風俗のお仕事の場合はどうでもいいですわね。
むしろ、小さいほうが望ましいかも。顎が痛くなるので、あまり大きいのはちょっと……。
わたしのデリヘル歴のなかで、変り種のチン〇をご紹介しますー。え?知らんしって?
ものすごく太っているお客さんの腹の肉を掻き分け出てきたのはポークピッツ。
痩せていて、ごぼうのようなお客さんのは、まさにごぼうでした。
え?ごぼう?って(笑)。
イケメンのお兄さんのチン〇が小さい上、勃起も膨張もしなくて、残念。
「俺、彼女5年いないわー」
「うそー、そんなにイケメンなのにぃ」
そんなにお粗末なものぶら下げていたら彼女もできないよ。
風俗のお仕事中ですから言えやしない。
中肉中背の顔は不細工なのだけれど、脱いでびっくり。「え?大きいですよね」その大きさに怯むあたし。だって、500ミリのペットボトルくらいある!
「俺さ、彼女4年もいないわー」
「うそー、こんなにいいもの持っているのにー」
こんなに無駄にデカいのぶら下げていたら、そりゃー引くわー。
プロでも引くわーw。言えやしない。
60歳のおじさんがすごかったり、20歳くらい若い子なのに全く立たなかったり、と。
千差万別なチン〇たち。同じものなのに、こうも違うのは、そりゃー、生身の人間だもの。それも個性なんて思って日々、風俗の仕事をしております。
「女のあそこって、みんな違うんだよねー」お客さんがよく吐く台詞。
その台詞は全ての男性に返しますよー(笑)。
そこも違うけれど、性格も、嗜好もさまざま。
わたしは、この人どんなのかなーなんてのを楽しみに、毎日デリヘルに勤しんでおりますって、動機が不順~(笑)。
あ、曲がってたりしてプレイがしにくいときは、お客さんにその旨をきちんと話しましょう。
お客さんも分かってて風俗遊びをしています。
結局、最終的にはローション(え?またかい)しかないので。できないことは、できないと言うのも大切です。
これから風俗でお仕事始めようと考えているみなさんも、いままで気にしていなかった風俗で働いているみなさんもチン〇をよく観察してみてねー。
コレクターは、病気も見極めれるので、チン〇の観察は侮れませんよ。フフっ。
次回は「ベッドで、かわいいおんなになる方法」デス。
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藤村綾
風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。