現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

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【第117話】性病についてのおさらいをしましょう

2017.6.27

風俗バイト未経験の子も、風俗バイトにいそしんでいる子も、風俗バイトで一番怖いのは…。お客さんでもお店のスタッフでもなく、『性病』だと思います。

風俗バイトはお給料がいい=それだけ、たいへんなお仕事だということ。ちなみに風俗求人サイトに載っているお店には、『月1・性病検査実施』と項目に書いてあるところがほとんど。

風俗求人サイトを見てお店選びをする上で、『性病検査完備』は必須です。「“性病検査完備”だと、風俗求人サイトで見ました」と、一言添えて面接に行きましょうね。

風俗の業種やジャンルによっても異なりますが、性病を絶対に回避したいのなら、『手コキ風俗店』『性感エステ店』『ソフトSM店』などのソフト系がオススメ。これらのお店の多くの求人情報には、舐めない・脱がない・触らせない。この3つが書いてあります。

風俗バイト未経験者さんや初心者さんにもっともオススメな物件。また、性病の回避を一番に考慮するならば、やっぱりソフト系の風俗店がオススメです。

ハード系の箱ヘル&デリヘルは脱ぐし、触られるし、舐めるし、舐められるので、ソフト系風俗よりも、性病にかかる確率は高まります。が、あまり神経質にならいこと!

風俗に来るお客さんは、風俗バイト未経験者や初心者が想像する以上に、自分の体を小綺麗にしていますから(笑)。

予防法としては、イソジンでのうがい。それに男性器の確認。男性器を確認するときは、グリンスでの殺菌も実施しましょう(グリンスは殺菌用ソープです)。

本音を言えば、フェ◯のときはゴム(コンドーム)をつけたいですね。もしも風俗に来るお客さんの男性器に異常が見られた場合は、率先して『ゴムフェ◯』をしましょう。

デリヘルだからといって、無理に生でフェ◯をする必要はありません。男性器を見て、少しでも「あれ?」と思ったら、風俗客に「一応、ゴムをつけさせてもらいますね」と、はっきり言いましょう。

このように、自分で自分を守ることが大事です。風俗嬢は身体を使うお仕事。自分の体は自分で守る以外ないのです。

あとは、体調管理ですね。デリヘルは夏場、暑い外から冷房の効いたホテルの部屋に移動をします。なのでその分、体力を奪われがち。

暑いので冷たいものを飲み、冷房の効いた部屋でプレイ。そしてまた灼熱の外に出て、冷房の効いた送迎車に乗る…。

うーん、これでは免疫力が低下するのも当たり前。そのために体内の抵抗力も落ち、性病ではないですが、カンジタ症になりやすいのも風俗嬢の特徴です。

カンジタ症は風俗客から感染するわけではなく、抵抗力のなくなった身体に現れる病気です。

性病じゃないからといって、カンジタ症を甘くみてはなりません。なお、カンジタ症は自覚症状(陰部の痒み・カッテージチーズのようなおりもの)があるのですぐにわかります。

カンジタの症状が出るということは、ほかの性病にもかかりやすいというサイン。身体の抵抗力が落ちている証拠です。

風俗バイトをする上での基本は、抵抗力のある丈夫な身体。病気で身体を壊したら、元も子もないのです。

風俗バイトをする時は、性病の知識を頭の中にしっかりと入れておきましょう。風俗嬢を性病から守るのは、お店のスタッフではなく自分自身なんですから!

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。

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