現役デリヘル嬢のリアル体験~地獄でほっとけ~

現役デリヘル嬢のリアル体験 地獄でほっとけ!

【第61話】「忘年会シーズン客・あるある」

2015.11.17

ええ!気がつけばもう今年も残すところ、2ヶ月をきりました。

季節はあっという間に夏から秋はなくて、(なぜか、ここ数年秋がない)一気に冬です。笑

皆様風俗バイトの調子はいかがですか?

冬…ってことは、仕事や仲間内で開催されるぼ、忘年会のシーズンじゃあないですか!

風俗嬢にとっては年間通じてみても一番のかきいれどき

デリヘル業が忙しくなる時期ですよね…!

11月・12月は安定して風俗バイトで稼げます!が、

が、ですよ。

風俗嬢たるのも。射精をさせてなんぼの仕事。

なのですがぁ、このシーズンの風俗へ来たりデリヘルを呼ぶお客さんは

大概、泥酔客が多い。

むしろ、ほとんどが、泥酔してる方といっても過言ではない。

仕事場であるホテルに入ると、真っ赤な顔をこちらに向け、

「あー、すんません、俺、酔っています

と、ソファーにしなだりかかるお客さんが奔流のように風俗店にはおしよせてきます。

(えー、そんなに酔っていて、射精するの?むしろ、勃つの?)

と、眉間に皺を寄せるお客さんばっかり。お酒臭い息にげんなり

ま、これも仕事なんですけどねー(苦笑)

一番ひどかったのは、

「あー、俺、付き添いデリだからさ…

(付き添いデリとは、友達とデリヘル嬢を呼び、本当は来たくもないのに、付き添って来たお客さんのこと)

あきらかに、酒臭くって、酔っている

そんなお客さんは、でね、と、

呂律の回っていない口調で続きを話し出した。

「悪いけれど、吐きそうなんだよね」

「え?」

あたしは、ええ?大丈夫ですか?的な、態度を示し、一緒にトイレに駆け込みました

案の定(お食事中の方、誠にすみません)マーライオンに。

(てか、そんなになるまで飲むなよ。あげく、ホテルにくるなよな)

喉の奥にささっている言葉はまるっと飲み込み

「あ、大丈夫ですかぁー」と論しながら、

背中をさすりうがいをさせ、ベッドに寝かせました。

(よっしゃー、ゲロはみたけれど、チン○は見なくてもいいし。ラッキー)

などど、バイト内容を介護にシフトさせた今日の業務内容に満足し

デリヘル業の方のメイン奉仕はもうしなくてもいいかーと思った矢先…!

「あ、吐いたらだいぶ、良くなったカモ

ふー、と、安堵のため息を落としつつ、あたしの方に向きなおるお客さん。

え?まさか?

「まだ時間ってあるの?」

吐いてすっきりしたお顔をあたしの方に向け、質問をしてきました。

あ、はい、ちょっと、見てみますね。

仕事用スマイルを浮かべ、タイマーにて残り時間を確認するも、(え?まだ、30分もあるぅ。)絶句。

「えーと、後、15分です」と、嘘いいました。笑

「あ、じゃあ、時間ないね、迷惑かけてごめんね」最後はとても紳士的。

そんなお客さんには

「酔っていないときにあいたかったです」

とこんな常套句でシメるのです。

この台詞は、酔って射精が出来なかったお客さんに発する魔法の言葉。

気まずさを一気に払拭するので、必ずお客さんはこういいます。

「うん、酔ってなかったら、多分すぐ出ちゃうよぉ」ってね。笑。

この時期のデルヘルはホテルに呼ばれるけれどこんなパターンが数多し

男っていう生き物は酔っていると、したくなるのに、

いかんせん、頭と、下半身は反比例してしまいこの時期風俗に頼る事が多くなる。

拔きたい、でも、勃たない。

酔っていて射精しなくても、まいっかー。女体をさわりたいし。

になる確率が高い。

うーん。困ったもの。

酒は負のスパイラルをつくります。

酔った酒臭いチン○をみるこの時期のデリヘル業は本当に辛いですね。

まったく。寒いし。ってこれは、関係ないけれど。笑。

風邪が流行りだす時期です。

泥酔星人と、風邪にはくれぐれも気をつけて、風俗バイトでがっつりと稼ぎましょうね♪

次回は『おとこの願望』デス

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藤村綾

風俗歴15年。現役デリヘル嬢。風俗ライター。『俺の旅』ミリオン出版にて『風俗珍講座』連載中!日々炯眼な目で人間観察中。




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